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シレとギョズレメ

ここのところ、ほんわりといいお天気が続いています(昨日・今日は霧でモヤってますけれど)。昼間の日向だと、上着なしでも十分なくらい。
ところが、先週はといいますと、嵐のような暴風雨が2日も続き、しかもむっちゃ寒いという、秋を通り越して冬到来か...........というような状態でした。

あの嵐が去った次の日(土曜日)、義弟の住むシレ(Şile)へ遊びに行ってきました。
 ※シレの町は、以前こちらで紹介しています。

っと、その前に。シレに着く手前で、お気に入りの茶店へ。
前に紹介したことのある、ギョズレメ(Gözleme)の美味しいお店です。朝ごはんがシリアルだけという超軽めでしたので、途中でちょっと腹ごしらえ。・・・まぁ、このお店に寄るのが前提で、シリアルだけなんですけれどね。(笑)

シレとギョズレメ_f0058691_1993280.jpgお目当ての『ギョズレメ(Gözleme)』。

今回は、ほうれん草とポテト入り。
少々チリが効いていて、美味しいのです~。



子供は、大好きな『卵入りスジュク(Yumurtalı Sucuk)』。半熟卵とスジュク(Sucuk=スパイシーな牛肉ソーセージ)です。
これにパンをつけて食べるのが、トルコ式。うちの子も、しっかりトルコ人ですから、こういう写真です。
ただ、トルコの卵は日本のとは違って殺菌がしっかりとなされていないとか聞きますので、うちでは半熟卵はまずやらないです。
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そして、これはダンナ&子供の注文で“トゥルシュ(Turşu)”。トルコのピクルスです。もちろん、このお店の手作り。
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シレとギョズレメ_f0058691_19186100.jpgこちらは、以前の記事でも紹介しています「まきストーブ」。今回は、さすがに10月下旬ということもあって、しっかりと活躍していましたよ。

ストーブの上には大きなお鍋が。どれも中にはお料理が入っていて、クツクツと煮えておりました。お昼用の料理でしょう。

下の段にあるのは、“エリシテ(Erişte)”という、自家製のショートパスタのようなもの。ストーブの熱で乾燥させていました。
トルコでは、秋の間に、保存食としてエリシテをよく作ります。お店でも売っていますけれど、やっぱり自家製のものが美味しい。バターたっぷりで食べるので、かなり危険なものではあるんですけれどね。



こちらは、お店の裏庭で育てている、唐辛子(Biber)と、一つだけ残されたカボチャ(Bal Kabağı)。
トルコで売られているカボチャって、お化けのようなデッカイものばかりなので、こんなにちっちゃいのを見つけると嬉しくなります。って、これ、カボチャですよね...........?
シレとギョズレメ_f0058691_1919265.jpgシレとギョズレメ_f0058691_19195548.jpg



で、今回の目的は、こちら。
こぉんなものがデデーンと居座る、ホリディ・ヴィレッジ。パムッカレのレプリカ。この横には、カッパドキアのキノコ岩やギリシャ遺跡の大理石ゲートなど、トルコの文化遺産の縮小版のようになっています。 
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ここは、シレの郊外にある“Doğa Tatil Köyü(ドーア・ターティル・キョユ)”。
山の裾野の緑いっぱいなホテルです。何もかもがゆったりとした感じで作られているのが素敵でした。
夏の間はさぞかし賑わっているんでしょうけれど、10月も末だとお客さんもまばら。なので、ゆったりのーんびり過ごせました。義弟んちの子供ちゃんも、うちの子も、広い芝生の上で走り回ったり。
ここの支配人が、うちのダンナの知り合いということで、特別にあちこちの施設を見学させてもらいました。
今回は、レストランとカフェだけの利用で訪問したんですけれど、今度は是非泊りにきたいなぁ。

イスタンブルの中心地では、紅葉もまだまばらですけれど、シレは少々気温が低いんで、あちこちで葉っぱが色づいていましたよ。
日本の見事な紅葉に比べると、トルコのは、なんだかぼんやりとした感じなんですけれど、それでも赤やオレンジ、黄色い景色はやっぱり嬉しいものです。
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シレとギョズレメ_f0058691_19233427.jpgこちらは、ツタでしょうか。

入口入ったすぐの大きなゲートに絡まっていました。

まだ一部しか色づいてないけれど、これが全部真っ赤になる頃は、さぞかし壮観なんでしょうねぇ。

そういえば、トルコに「もみじ」とか「かえで」といった“日本の紅葉の女王”って、ないかも。見たことがないです。
もちろん、トルコ人は紅葉を愛でるということもないですし。


おまけ。敷地内の至る所に置いてあったハンモックで遊ぶD君とうちの子。なんか、座り方(寝方)が違うんですけど...........。
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とまぁ、秋晴れの中、自然の中でゆーったりと過ごせた午後でした。

***************************************

もうひとつおまけ。
これは、大分と前にシレに行った時のもの。
シレの町から山の中へ田舎道をぐんぐん進んだところにある、小さな湖。そのほとりでバーベキューしたり、お茶したり出来るようになっています。
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湖の横では、水牛が放牧されていました。(黒い点々が水牛) 白い箱は、養蜂用でしょう。シレは黒海沿岸ですので、周りは山が多く緑がいっぱいなのです。
イスタンブルから車でたった1時間の距離です。あの騒音と喧騒がウソのように思える環境。
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おいしい空気をいっぱい吸って、自然の中で美味しいものいっぱい食べて。うはぁ~っ♪


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# by yokocan21 | 2010-11-04 19:40 | 旅・散歩  

久々のトルコ料理・キョフテ

復活第一弾は、やっぱり食べ物ネタで。

トルコへ戻ってきてしばらくは、いっつも、時差ボケやら、トルコのペースに馴染みきれないでいるんですけれど、そんなある週末、お天気も恰好の散歩日和ということで、家族で海辺へぶらりとしに行ってきました。
場所は、うちから東へ海沿いにずずーっと行ったTuzla(トゥズラ)という地区。イスタンブルの東の果ての果て。
そこには、我が家の知り合いがやっているキョフテ(Köfte)屋さんがあります。お店の目の前は海&公園...........という、まぁ子供的に絶好の場所なんですね。

日本の食べものは世界一美味しいかも~、と思っている私ですけれど、トルコ料理もやっぱり好きでして。日本滞在中も、母のリクエストなどもあり、何度かトルコ料理を作ったりもしました。
とはいえ、いきなりヘビーなトルコ料理というのはちょっと.....ですので、軽めの(?)キョフテです。

まずは、前菜から。
久々のトルコ料理・キョフテ_f0058691_17454533.jpg

トゥルシュ(Turşu)』。トルコのピクルス。
サヤインゲンと、コルニション(Kornişon)というミニミニきゅうり。 トルコの甘くないさっぱりトゥルシュは、お肉料理にとってもよく合います。 トゥルシュについては、こちらを参照。


久々のトルコ料理・キョフテ_f0058691_1746244.jpg

赤ピーマンのサラダ(Közde Kırmızı Biber Salatası)』と、『ブドウの葉のサルマ(Yaprak Sarması)』。
赤ピーマンは、炭火で炙って皮をむき、オリーブ油やレモン、塩で和えたもの。


久々のトルコ料理・キョフテ_f0058691_17465852.jpg

セミズオトゥ(スベリヒユ)のおろしニンニクヨーグルト和え(Yoğurtlu Semizotu)』。
セミズオトゥは、こちらで紹介しています、ちょっと粘り気のある葉っぱ。でもクセがなくって、
大好きです。 ヨーグルトを使った前菜は、これまたお肉料理にピッタリ。


久々のトルコ料理・キョフテ_f0058691_17595413.jpg飲み物は、お馴染み『アイラン(Ayran)』。

ぶくぶく泡立ちが、いかにも美味しそうですねぇ。
自家製アイランは、こうあるべし!というお手本のような出来栄え。



久々のトルコ料理・キョフテ_f0058691_17481288.jpg

私とダンナは、『ミックス・キョフテ(Karışık Köfte)』。
左の二つは、シンプルなキョフテ。
真ん中は、カシャール入りキョフテ。カシャール(Kaşar)とは、溶けるタイプのハードチーズ。
右は、ピリ辛キョフテ。
ぷりぷりでジューシーなキョフテに、炭火焼されたトマトと唐辛子がまた美味。 うーん、どれも、とーぉっても美味しかった♪

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子供は、シンプル・キョフテ。ピラウ(Pilav)大盛りで。

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久しぶりに、そのお店を訪ねたからか、店長さんが喜んで下さって、なぁんと、デザートどどーんとサービスして下さいましたよ。
時計12時の位置から、時計回りで。
クルミ入りのバクラヴァ(Cevizli Ev Baklavası)
レヴァーニ(Revani)。 セモリナ粉を使ったカステラのようなケーキ。たっぷりシロップ漬け。
インジル・タトゥルス(İncir Tatlısı)。 干しイチジクのシロップ煮。カイマク(Kaymak)という濃厚なクリームと、ピスタチオパウダーのっけ。
イルミック・ヘルヴァス(İrmik Helvası)。 セモリナ粉をバターと砂糖で炒ったもの。
こんなに食べきれませーーーん。美味しかったけれど、どれもトルコらしく甘さたっぷりだし。

とまぁ、こんな感じで、トルコへ戻ってきても、相変わらず食べまくっております。
美味しいものを「美味しい!」と言って食べられる幸せ~~~、ってことですね!(無理やり納得)

∮お店の紹介   〝Filizler Köftecisi


ところで、このお店の目の前には公園があり、その向こうには海があるんですけれど、日本滞在中の写真撮影さぼりクセが抜けずに、全く撮ることを忘れておりました。
ま、別に大した景色ではないんです。


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# by yokocan21 | 2010-10-27 17:56 | トルコ料理  

ご無沙汰しております

ご無沙汰いたしております。
んヶ月ぶりのブログ更新、ちょっとドキドキしながら書いています。
日本で新しく買ってきたパソコンにも、まだ慣れず、しかもデジカメまで新調してしまい、色々とまごつきながらのブログ更新となっています。

長期に放ったらかしのブログなのに、毎日たくさんの方に見に来ていただいて、本当にありがとうございます! そして、留守の間にも、たくさんコメントを頂き、嬉しい気持ちでいっぱいです。
こんな、へなへなブログなのに、申し訳ないです、ほんと。

えー、今日は、こんなご挨拶しかできませんけれど、次回からはまたトルコのお話などを、ちょこちょこと綴っていきたいと思っておりますので、みなさま、これからもどうぞよろしくお願い致します☆


文字だけでは、なんとなくつまらないんで、留守の間の写真を少し載せておきます。
あー、それにしても。日本帰国中って、まったくブロガーであることを忘れてしまっています。普段、気を付けて食べ物の写真なんかをバシバシ撮っているというのに、まぁ全くといっていいほど、撮っていません。
撮っているものといえば、人物入りのスナップ写真ばかり...........。
観光客です、フツーに。(笑)

~ *** ~ *** ~ *** ~ *** ~ *** ~ *** ~ *** ~ *** ~ *** ~ 


家族で行った、淡路島での一枚。お見事なひまわり畑♪
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妹一家のいる香港へ。
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マンゴーたっぷりなデザート、たまりましぇ~ん!
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トルコへ帰ってきて、いきなり行ってきた、我がベシクタシュ(Beşiktaş)の試合。楽しかったぁ~。
ちなみに、ベシクタシュ 2 ― 1 アンタルヤスポル。
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# by yokocan21 | 2010-10-21 05:55  

ちょっくら里帰り

何やかやしている内に、もう日本里帰りの日が迫ってきました。
おぉ、明日出発です!
まだ、荷物詰め出来ていません。いいのか.....。ま、いっつもラスト一日が勝負です。(笑)

9月には戻って来ますので、それまでの間はお休みとさせて頂きますね。実家、ネットがないですし。(携帯で何でも事が足りてしまうそうなので)

ではでは、ちょっくら日本へ帰ってきます。

************************************

ちょっくら里帰り_f0058691_1942346.jpg『レモネード』。
トルコ語では『Limonata(リモナタ)』。

最近、トルコではレモネードが人気のようで、TVのCMでも各メーカーのものがよく流れています。街のカフェや喫茶店でも、レモネードを出すお店がグーンと増えたような。

昔、まだ清涼飲料水がなかった頃は、夏の喉の渇きをいやす飲み物としてダントツ人気のあったのが、このレモネードだそうです。
昔の喫茶店ではレモネードが定番だったようです。

缶やビン入りのレモネードは、どうしても激甘ですので(トルコらしい)、しかも保存料とかも入っているし、私は気が向けば自分で作ります。


レモンが安いトルコならではの夏のさっぱりドリンク。
とっても簡単ですので、是非、作ってみて下さい!

【作り方】
カップ6の水と、カップ1少々の砂糖を鍋に入れて、沸騰させる。
これを室温まで冷まし、レモン5個分のレモン汁をよーく混ぜて、冷蔵庫で冷やすと出来上がり。

トルコのカフェでは、このレモネードにミントの葉を添えて出すところが多いです。さっぱりの二乗。


※ コメント欄、承認制にさせて頂きます。


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# by yokocan21 | 2010-07-17 19:47 | お知らせ&バトン  

サバンジュ博物館と決勝戦の雑感

わぁ~ん、ネタは色々あるものの、時間がまったくなくって更新が出来ないもどかしさ。
実は、もうすぐ日本へ里帰りしますので、それまでにやっておかないといけない所用が諸々。時間の使い方が下手なんで、こんなブログでさえも更新が滞りがちです。
えー、熱い戦いのワールドカップも終わり、すでに数日が過ぎ、本当は書きたいこといーーーっぱいあるんですけれどね、そこはググっと押さえて(笑)っと。


では、本題。
この話題、実はもう1ヶ月も前のことです。(新鮮味なくて、すみません)
仲良くさせて頂いている、madamkaseさんと一緒にお出かけした時のこと。

行き先は、サバンジュ博物館(Sabancı Müzesi)
トルコの大財閥・サバンジュ家が所有していた瀟洒な邸宅を改装して作られた博物館です。
サバンジュ博物館と決勝戦の雑感_f0058691_10114237.jpg

アトル・キョシュク(Atlı Köşk)」、訳して「馬の館」は、1927年、当時のエジプト総督の別荘として建築されたオスマン朝後期様式の建物です。一時期、モンテネグロ王・ニコラ 1世が所有していた時期もあります。
1950年に、当時のサバンジュ家の当主が購入し、住居として使用していました。
2002年に、豪華な内装や家具・食器類などは展示物となり、サバンジュ大学の付属博物館としてオープンしました。

常設展では、サバンジュ家の初代と2代目の当主が蒐集した美術品を展示しています。
中でも、〝ハット(Hat)〟と呼ばれるカリグラフィーの圧倒的なコレクションには目を見張ります。オスマン帝国時代に描かれたカリグラフィーが、なんと400点も。
その他、19世紀から現代までの主にトルコ人画家のものも展示されています。

この博物館では、常設展の他に、内外からの芸術品を定期的に招聘・展示するという、トルコでは珍しく画期的な催しも行っています。
今回、展示されているのは、『Efsane İstanbul: Bizantion'dan İstanbul'a - Bir Başkentin 8000 Yılı (「伝説のイスタンブル:ビザンティンオンからイスタンブルへ-ある首都の8000年」)』。
うっひょーっ。ビザンティン♪ 
私たち、その展示のことは知らずに訪ねましたので、入り口に立って、小躍りいたしましたよ~。というのは、その時は、常設のカリグラフィー(トルコの「書」)と共に、日本の有名な先生の「書」が展示されていて、私たちはそちらを観たくて行ったので、企画展の方は全くのノーチェックだったんです。

ところがーーー。その日本の「書」は、やっぱり、さっぱりわからず。(凹)
オマケに付いてきたような企画展の方に、やられてしまったのです。
この企画もの展示、すっごく面白かったんです! 何がって、あの長い長い歴史を綴るビザンティン帝国の、文化・芸術をくまなく網羅した展示なのですよ。オスマン帝国もビザンティン帝国も好きな、私の心を鷲掴みにする展示物に色々と出会ったのです。
madamkaseさんもビザンティン帝国好きでらっしゃって、ちょっと覗いてみよう.....程度に思っていたものが、なぁんと2時間もじっくりと見学してしまったほど。

この博物館は、全館撮影禁止ですので、写真で紹介できないのが残念。
まぁ、とにかく内容バッチリで全く飽きない構成。ビザンティン好きには、うひょうひょの展示でした。

中でも、個人的に「うわぁーーーっ!」と思ったのが、この二つ。
まず、『ヘビの柱』に付いていた、三匹のヘビの頭の内の一つが展示されていたこと。
『ヘビの柱』とは、スルタンアフメットにあるヒッポドロム(競技場)跡・トルコでは「At Meydanı(馬の広場)」に置かれている、らせん状になった青銅製の柱のこと。
紀元前479年にペルシャ軍に勝ったのを記念して、ギリシャ・デルフォイのアポロ神殿に奉納されていたものを、コンスタンティヌス1世が運んできたものです。
元は三匹のヘビがからまり、先には三匹の頭がありました。その三匹のヘビの頭は、第4次十字軍によって持ち去られ、その内の一つは現在イスタンブルの考古学博物館に収められていると聞いていました。
で、その考古学博物館のあるヘビの頭が展示されていたのです。
青銅製のその頭は、それだけでもかなりな大きさで、でもヘビの恐いイメージは全くなく、むしろ柔和な感じさえ受けました。

そして、もう一つの感動はこれ。『ヴェネツィアのブロンズの4頭馬』。
これもヒッポドロム(競技場)絡みで。当時のヒッポドロムには青銅製の4頭の馬の像があったそうですけれど、第4次十字軍の時にヴェネツィアによって掠奪されました。その後、ナポレオンによってパリへ持ち去られましたけれど、ナポレオンの死後、サン・マルコ教会に戻って来たようです。
その「ブロンズの4頭馬」が、デーンと展示されているのですよ。この4頭の馬は等身大なんだそうで、さすがに迫力満点。なかなかに可愛いお馬さん4頭でした。
なお、このブロンズの4頭馬については、こちらのブログで丁寧に説明されていました。

サバンジュ博物館と決勝戦の雑感_f0058691_10124979.jpgで、この「ブロンズの4頭馬」の銅像のうちの1頭が、この写真のもの。
もちろんレプリカ。この博物館の敷地の入り口横に設置されています。


ところで、話が前後しますけれど、「馬の館」と呼ばれる所以となったものが、「馬の銅像」。
敷地内には馬の銅像が2体あり、上の写真のものと、もう一つは屋敷の前面に置かれたもの。
そのもう一つの銅像の方は、1950年にこの館を購入した際、当時の当主のオメル・サバンジュ氏が、フランス人彫刻家・ドゥマ作の馬の彫刻を屋敷の前に設置したため、この名で呼ばれているそうです。


お庭の写真を色々と撮ってきましたので、その様子でも載せますね。緑豊かな広大なお庭には、四季それぞれに綺麗なお花が見事に咲き乱れています。

その時は、ちょうどアジサイ(Ortanca)が満開でした。坂道に連なるアジサイのピンクや紫・水色の花は、トルコの空にもとってもよく映えます。
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サバンジュ博物館と決勝戦の雑感_f0058691_10152832.jpgこちらは西洋ハナズオウ(Erguvan=エルグワン)
春に、綺麗な濃いピンク色の花を咲かせた後は、豆のような実がなります。

赤いのが、実。
これからどんどん色が濃くなって、夏の終わりには茶色い実になります。

西洋ハナズオウについては、こちらで特集組んでます。




ザクロ(Nar)の花。ただ今、イスタンブルではザクロの花が満開。街の結構あちこちに植わっています。
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菩提樹(Ihlamur)の花。柔らかく、ほのかに甘い香り。トルコでは、ハーブティーとしても、よく知られた花ですね。葉っぱ同様、咳によく効きます。街路樹としても、たまに見かけます。
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ジャスミン(Yasemin)。とっても爽やかで甘い香り。
横を通っただけでも、うっとり~。うちの近所には、このジャスミンの生垣のアパートがあるんですけれど、その道を通る用事がなくっても、わざわざ通りたくなる程に素敵な香りです。
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サバンジュ博物館と決勝戦の雑感_f0058691_10173241.jpgジャスミンをバックに泉。
オスマン朝時代の泉ですねぇ。

香り高いジャスミンと、優美なデザインの泉の見事なコラボ。



サバンジュ博物館と決勝戦の雑感_f0058691_1018233.jpgハスの花(Nilüfer)の滝壷に注ぐ滝。

トルコでは、なぜかハスの花もよく見かけます。

ジャスミン同様、ハスの花も、女性の名前にもよく使われます。



で、最後は、博物館の前から見た、ボスフォラス海峡と対岸(アジア側)と、第二ボスフォラス大橋。
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ちょこっとだけ、ワールドカップ

# by yokocan21 | 2010-07-15 09:56 | 旅・散歩