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トルコ南東部をディープに迫る

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うちのダンナは転勤族。
そして滞在した先々で、興味のある町へは可能な限り行ってみよう!というのが私達夫婦の共通意見です。

というのには、こんな過去の話があるから。
結婚して最初に住んだ町はゲリボル。ダーダネルス海峡の港町です。
ゲリボルから比較的近いところには、、ギリシャ系の人達が今も住み続けている「ギョクチェ・アダ(島)」・「ボズジャ・アダ(島)」、そして有名なトロイ遺跡があって、とても興味があったのにも関わらず、行けずじまいで終わってしまいました。
休みが取れると、ダンナの実家イズミールやイスタンブールに行ったりしていたけど、島へは”そのうち”行けると、思っていたから。
ところが、転勤が決まった時にはあいにく私が妊娠、しかもつわりが酷くて旅行どころではなくなってしまったんです。”そのうち”はなくなってしまったわけです。
(因みに私はトロイへは行ったことありますが、ダンナはない)

そんな教訓があって、機会があればどんどん行ってしまおう!という風になったのです。

トルコ南東部というと、なかなか近寄り難いイメージがあるんではないでしょうか。
テロの影響はかなりあるでしょう。
ところが、私にとっては魅力的な町がいっぱい。訪れないわけにはいかないです。
以前、というより大昔(!)訪ねたウルファにはハマッてしまったし、南東部ではないけれどアンタクヤも雰囲気が良かったですね。
ここディヤルバクルも観光するにはすごく面白い町だし。ネムルート・ダァにも行ってみたい。
もう、とことんディープに迫っていきますよ。

トルコって、歴史がある分、そしてその歴史が複雑な分、面白いところが沢山あるんですよね。
旅行で色んな町々を訪ねましたけど(日本より詳しいです)、ほーんとに奥が深くて一生かかっても知りきれないなぁと思っています。

そして今回の目標はアダナ(Adana)です。
クルバン・バイラムに絡む連休、私達一家はトルコ南部にあるアダナという町に行って来ました。
この旅日記は順次、こちらに書いていこうと思っています。

今回の写真は、アダナ中心部にある、中近東エリア最大のモスク、「サバンジュ・メルケズ・ジャ-ミィ(Sabancı Merkez Camii)」。
とにかくデカイ!ミナレット6本!ものすごい存在感ありました。

# by yokocan21 | 2006-01-18 07:38 | トルコのこと

 

もうすぐ犠牲祭

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トルコは10日から犠牲祭が始まります。
先日、HPの方にこの犠牲祭について書いたんですが、新たにこちらのブログへも何か書こうと思っていました。
が、ちょっと時間的に余裕がなくなってきて、すみません、手抜きします。HPの方の記事を貼り付けてしまいます。
こちらがその記事です↓

今年も犠牲祭(クルバン・バイラム)がやって来ます。
イスラム教のお祭りである犠牲祭。
メッカ巡礼の最終日にあたるこの日、敬虔なイスラム教徒は、アッラーの神に羊や牛などの動物を生け贄として捧げ、神に感謝の気持ちを表す大切な行事です。

犠牲とする動物には、決まりがあるらしく、羊や山羊なら一人で一匹、牛やラクダならば七人で一頭屠るらしいです。
そして、その動物の肉の3分の1は貧しい人への施し、次の3分の1はご近所へ、残りの3分の1は自分の分となります。

でも私が見た限り、ご近所に適当に配った後は、自分ん家で食べている場合が殆どのような気がします。
ただし、私の周りには信仰心の厚い敬虔な人はまずいないですが...。

最近は、大型スーパーでも羊なんかを売ってたりするけど(駐車場の一角にテントを張って生きてる羊を売っている)、大体は、動物バザールのような所で気に入った羊なんかを買ってきて、家の庭やアパートの前なんかで切っています。
ただ、大きな町では、指定された場所以外での屠殺は禁止になったらしいですね。
買ったその場で、切ってもらうのだとか。

だけど田舎町では、まだまだ昔からのしきたり通り、家の前で、だそうです。
これ、初めて見た時はギョーッ!でした。
通りの辺り一帯が、血の海です。
しかしよく出来たもので、トルコ人いわく、犠牲祭の2日目以降は雨が降ることが多く、全て洗い流してくれるのだそうです。

そしてその切られた肉はといいますと、早速、バーベキューにされるわけです。トルコ人お得意のマンガルですね。
犠牲祭一日目のお昼時は、そこここからいい匂いが漂ってきます。
残ったお肉は、カブルマという炒め物にされ、保存食となります。
小分けにして冷凍保存する人もいますね。

ところで、この犠牲祭の慣わしの由縁は、こんなところにあるんです。
預言者イブラヒム(アブラハム)が、神から自分の子イスマイルを生け贄にするように言われます。
信仰心厚いイブラヒムは、イスマイルを連れ、生け贄を捧げる山へと向かいます。
そして息子も覚悟を決め、いよいよ、というその時に、迷子の雄羊が現れたのです。
イブラヒムは、その羊を生け贄として神に捧げました。羊は神からの恵みのもの。

このエピソード、実は旧約聖書にも出ているんです。
旧約聖書では、犠牲になりかけたアブラハムの子は、異母兄弟の方のイサクとなっていますが。

コーランでは、このイブラヒム(アブラハム)とイスマイルをアラブ人の祖、としています。
そして、羊を犠牲として捧げた場所には、イスラムの聖域カーバ神殿が建っており、カーバ神殿は、イブラヒムが築いたとされています。
なお、コーランでは、旧約聖書の預言者たちを自分達の預言者として挙げています。
ヨゼフ、ソロモン、ヨブなど。また、イエスやヨハネも預言者の一人。
そして最も偉大な(最後にして最高の)預言者は、もちろんマホメット。

少しだけ、イスラム教をかじってみました。

昔から延々と続けられてきたこの儀式、私たちイスラム教徒でなくとも、天からの恵みものである動物たちの命に感謝する、神聖な気持ちを思い起こさせてくれるものだと思います。

♪トルコでは今年は1月10日から4日間が犠牲祭です。
今年は、前後の土・日も含めて大型9連休となります。
リゾートに出掛ける人、実家に帰る人、親戚のお家を訪ねる人、色々いらっしゃると思います。皆さまには、イイ・バイラムラール!(良い祭日を)
ちなみに、うちはお天気が良ければアダナへ小旅行で出掛けようかと思っています。

※アダナ→トルコ南部の都市です。トルコ第4の町。

# by yokocan21 | 2006-01-08 07:36 | 普段生活

 

黒ゴマきなこクッキー

こんなもん、作ってみました。
「黒ゴマきなこクッキー」です。
黒ゴマきなこクッキー_f0058691_211498.jpg

実家から送ってもらった小包の中に入っていた、黒ゴマきなこ。
健康にいいからと、わざわざ入れてくれたのだろうけれど(有り難い!)私、実はきなこが苦手。どうしよう...。
毎朝、スプーン2~3杯の黒ゴマきなこを牛乳に混ぜて飲むといいらしいんだけど、私にとっては、そんなこと荒業としか思えない。
試しに、子供に飲ませてみたけれど、こちらもやっぱりダメ。彼には、ネスクイックだよね。
トルコ人のダンナも、案の定飲めない。

さぁて、どうしたものか。せっかくだから何とかしようと、ネットで検索。
そこで、見つけたのがこの「黒ゴマきなこクッキー」です。

普通のクッキーよりも香ばしくって、しかもめっちゃ美味しい。
黒ゴマきなこ入りだから、体にもいいし。
これなら、子供もダンナも喜んで食べてくれる!
うわぁ、一石二鳥。
それ以来、私が作るクッキーといえば、これになってしまった。

で、昨日も子供のおやつに作りました。
幼稚園から帰って来たら、このクッキーと牛乳。いいんじゃない?

他にも、この黒ゴマきなこを使ったお菓子、何かあればいいんだけど。これだけじゃぁ、ちょっとね。
パウンドケーキの生地に使ってみたらどうだろうか、と思ってますが。
いかんせん、お菓子作りが得意でない分、この分野では、頭が働かない。(他の分野なら働くのか、なんてツッコミは避けてください)

# by yokocan21 | 2006-01-06 07:28 | その他料理・飲み物

 

新年


明けましておめでとうございます。


花火のドドドーン!という音と共に明けた2006年。
ディヤルバクルでも、新年のお祝いは花火で始まりました。
TVでは、イスタンブール・タクシム広場の様子が映されていたけど、この町では人々が外に出て新年を祝おう、なんて習慣はなさそう。花火の爆音以外は、いたって静かな2006年の始まりでした。

ここトルコのお正月は、何事もない普段と変わりのない日々です。
皆、普通に仕事に行くし、学校にも行くし。
私も、新年早々洗濯などしてますし。
全くお正月という気分がわかないですね。

それでも一応、お正月っぽく(どこが?)「ちらし寿司」を作ったのです。
でも、超しょぼいの。
飾りの具がない!えびでもあればな...。
イスタンブールでは、えびやスモークサーモンなんかが手に入ったけれど、ここ田舎町にはそんなもん売ってるわけもなく。
すごーく貧乏臭いちらし寿司になってます。
ツナを入れて、まぁそこそこ美味しかったんですけどね。

恥ずかしくて写真はなしです。

2006年。今年もいいことがいっぱいありますように!
ここに来て頂いてる皆さまにも、素敵なことがいっぱいありますように!
今年もどうぞ宜しく♪

# by yokocan21 | 2006-01-02 07:25 | たわごと

 

今年も終わり

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今年もあと1日で終わろうとしている。
毎年毎年思うことだけど、今年も早かったなぁ。

これ、どうも年をとるにつれ、1年がどんどん早く過ぎていくように感じられる。
生活の充実感と1年の速さは、決して比例しているわけではないのだけど。
このままいくと、人生なんて「あっちゅー間」なんだろうな。
いかんいかん、しっかりしなくては!

ところで、この1年、私にとってどんなもんだったのか、と考えてたのだけど、特別何にもなかった1年だった。重大事件があったわけでもなく、大きな行事があったわけでもなく。
まぁ、平穏無事が一番なんだよな。

それでも、敢えて記憶に残ってる思い出を挙げるとすれば...

・年末年始の日本里帰り
・夏休みに行ったF1GPatイスタンブール
・子供の幼稚園入学
・HPの再開とブログの開設
こんなもんか。

あと、チェックアップで異常なしと出たことも嬉しかった。
サッカー関係では、我がユヴェントスとベンフィカがそれぞれリーグ・チャンピオンになったこと。日本が2006年ワールド・カップ出場決定したこと。
えー、やっぱりこんなもんだ。

こうやって年が暮れていくのです。

トルコの年末は、慌しくも何ともなく、いつもと同じ。
大掃除することもなし、お正月の準備をすることもなし、おせちを作ることもなし。
ただ、大晦日の夜はニューイヤー・パーティーしたり、バーやディスコで大騒ぎしたり、勿論カウントダウンもあるし、カウントダウン・コンサートというのもある。ババーン!と花火が上がったりもする。

でも、お正月は普段と何ら変わりない。
日本のようにおせちやお雑煮を食べたり、なんてことはないし。
お年玉もない。
会う人会う人に「明けましておめでとう」を言うくらいかな。
ひたすら、素っ気ない。

さぁて、来年はどんな年になるのでしょうか。
良い年になりますように。

ここに来て頂いた皆様にも、どうか素敵な1年になりますように。
良いお年をお迎えくださいませ♪


写真は、A Happy New Year!と共に打ち上げられる花火。
トルコ語は、「イェニ・ユルヌズ・クトゥル・オルスン!」

∮追伸:HPの方に、ディヤルバクルの天候を示すバナーを付けました。結構寒いですよ。(ついでにイスタンブールのも)

http://www.geocities.jp/turkey_spicylife

# by yokocan21 | 2005-12-31 07:19 | たわごと