黒海沿岸の港町・シレ
うちから北へ、車で約1時間、黒海に面した小さな漁港町です。
ちょうど、義弟の奥さんのご両親も来られていて、一日中賑やかに過ごすことが出来ました。
義弟の家は町の郊外なんですけれど、お天気がむっちゃ良かったので、シレの港周辺をブラブラ散歩。
大小の漁船が停泊する港の横の入り江には、ビザンティン時代に造られた城塞(右側)と岩。
何故だか、両岩の間にはロープでつながれた篭のようなものが(ロープウェイ?)。昔、何かに使っていたんでしょうか。
真っ青な空が眩しい~!

その横方面にも岩。ここは、小さな入り江になっていて、子供達が砂遊びをするのにピッタリ。義弟の子とうちの子も一緒にスコップや空きペットボトルで、ぴちゃぴちゃ遊んでいました。

シレの港風景。小さな町の割には、漁船の数が多いなぁ。

港で魚網の手入れをしているおじさん達。

「イイ・バイラムラール!(İyi bayramlar=バイラムおめでとうございます)」と声をかけると、にこやかに皆さん挨拶して下さいました。
そして、「コライ・ゲルシン!(Kolay gelsin=お疲れ様~、とか、お仕事はかどりますように)と言ってお別れ。
こういう港の日常風景を眺めていると、昔住んでいたゲリボル(Gelibolu)の町を思い出します。
あの町も小さな漁港があって、港に散歩に行くと、威勢のいい漁師のおじさんや魚屋さんによく出会ったものです。
私、港町の生まれではないですけれど、海のある風景って大好き♪
(あ、ちなみに今住んでいる所も海のそばです)

車で通りすがりに、「あれだよ」と言われて眺めましたけれど、うーむ、どう大きいのかわからず(爆)。
オスマン朝時代に造られたものが最初の灯台なんだそうで、昔から黒海を行き来する船を見張ってきたのですね。
写真は撮り損ねましたので、こちらから拝借してきたものを載せておきます。
その日は、あまりにも天気が良かったので、いつまでも外でブラブラしていたい気分でしたけれど、そうはいかず。お昼ご飯が待っています。
で、お宅にお邪魔。
アパートの裏庭で、チネコプ(Çinekop)という魚でバーベキュー。港で買ってきたばかりの、とれとれ新鮮なお魚!

脂のよく乗った魚なので、炭火で焼くとうーーーん美味♪
用意して下さってたサラダやトゥルシュ(トルコ版ピクルス)、ヤプラック・サルマス(=ブドウの葉のドルマ)などをつまみながら、チネコプにかぶりつく、という何とも心躍る昼下がりだったのです。
しかも、男性陣はラク(トルコの地酒)、女性陣はワインで、日が暮れるまで楽しくワイワイ。
※えーっと、写真ですけれど、このチネコプを撮った時点でバッテリー切れ(しょぼん)。電池のチェックが甘かったです。
ここシレという町は、夏場にはイスタンブルから大勢の観光客がやって来て、それはそれは賑やかなんだそうです。近くには綺麗な砂浜もあって、ホテルやペンションもたくさんあって、とっても楽しい場所なんだそうです。
でも冬は閑散としていて、ただの港町。
義弟夫婦は、転勤でこの町にやって来て1年。来年にはまた転勤するという話ですので、その間にまた何度か遊びに来たい場所です。
そして、この町は〝シレ・ベズィ〟という繊細な刺繍の施された布の産地としても有名。今度は、そういったお店も見て周りたいなぁ~。
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by yokocan21 | 2008-12-18 06:16 | 旅・散歩