渡り鳥
引越しに次ぐ引越しで、もう当分の間は荷造り&片付けはしたくなーい、気分。かなり疲れます。
今はやっと落ちついてきたところ。まだ段ボール箱は少々残っているものの、当分は使わない物ばかりなので、まぁどうでもいいや、と放ったらかしです。
で、一応は引越し完了~!ということで、晴れて「引越し終了祝い」と称して、家族で美味しいケーキを買って来ました。(先週の話になるんですけれどね)
前にイスタンブルに住んでいた時からの、私の大好きなケーキ屋さん。なんと、今住んでいる所から、歩いて行ける程の近さなんです。うっひょひょ~。
今回は、ザッハトルテ風のチョコレートケーキ。

ベヤズフルン(Beyazfırın)というお店なんですけれど、ここのは、トルコらしくなく甘さ控えめで、日本のケーキにも匹敵するほどの美味しさなんです。
しっかりとケーキを作ってる~って感じのお店です。
ケーキ屋さんと私は呼んでいるんですけれど、パンやボレッキ(トルコのパイ)、クッキーやチョコなども多数売られていて、なかなかお店から出てくるのが大変なほど、美味しそうなものばかりが揃っているんですよ。
ここに引っ越してきて、もう既に何回か通っています。へへへ。
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そんなこんな、片付けの続く日々の、ある日の出来事。
子供部屋で宿題をしていた子供が、大声で「ママーーーッ!」と叫ぶではありませんかぁ。
ひゃー、何事かと聞いてみると、「鳥がもの凄いことになってるーーー!」とのこと。
「.....。鳥ぃ?」
で、子供部屋に行ってみると。 ↓

アパートの裏庭、一面が、鳥・鳥・鳥!!!
な、何これぇ~? ぎゃーーーっ!
スズメより一回り大きい位の鳥たちが、一斉に地面に降り立ってきては何かをついばみ、また一斉に飛び立ってゆく.....。
大空を数回旋回してきては、また地面に降り立ってくる。
そしてまた飛び立つ。
これを何回か繰り返しては、徐々に西の方角へと移ってゆく。
うちの裏庭の辺りにいたのは、ほんの5分くらいでしょうか。
何千・何万羽という鳥たちの、「渡り」の瞬間だったのです。

これは、先週の日曜日の出来事。
その日の前日は大荒れの天候で、嵐のような風雨でした。そして、日曜日は気温がグンと下がり、一気に冬に突入した感じだったんです。
それを機に、鳥たちは一斉に渡りを始めたようです。

ただ、何という鳥なのかは、全くわからないです。黒っぽい、スズメよりは一回り大きい鳥。
【追記】
madamkaseさんより、この鳥の正体がわかりました。
〝ホシムクドリ〟なのだそうです。
トルコ語では、スーゥルジュク(sığırcık)。
飛び立ってゆく方向を眺めていると、海沿いに西の方へ。マルマラ海を横断、トルコの大地を縦断、はるかアフリカの方まで飛んでいくんでしょうか~。
信じられない程の長旅であることは確かです。どうか、無事に越冬地へと辿り着いてくれますように!
生まれて初めて見る、渡り鳥の渡りのシーン。なんだかとっても感動的なものでした。
子供も、不思議な光景にしばし我を忘れて見とれていたようです。
渡り鳥の移動の苦労を考えれば、私たちの引越しなんて、まーったく大したことじゃぁないですね。
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by yokocan21 | 2008-11-30 06:14 | 普段生活