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歴史の町・アンタクヤ(その3)

アンタクヤ観光のハイライト的存在は、何といっても『考古学博物館』でしょう。
こじんまりとした館内には、これでもかぁ~っという程のローマ時代のモザイクが展示されていることで有名です。
モザイクだけではありません。近郊の町や墳墓からの、紀元前8000年頃の出土物から、オスマン帝国時代までの遺物をくまなく展示されています。

館内はフラッシュ撮影禁止だったため写りが悪いんですけれど、博物館のコレクションの一部を紹介していきます。これら、私の面白い、とか、ギャーッとか思った物たちです。偏っています(笑)。

まず、メイン展示のモザイクの数々。これらは全て、ローマ帝国時代の2~5世紀にかけて製作されたものです。邸宅の、おもに床に使われていたものなんだそうですよ。

f0058691_7123639.jpgソテリア。

ビザンティン様式のネックレスを付けているらしいのですけれど、この方、どなたなんでしょうか


f0058691_705672.jpgディオニュソス。

なんだか、酔っ払って千鳥足?赤ら顔?

やっぱり小アジアはディオニュソスが多いですねぇ。いいですねぇ。お酒の神様!

f0058691_7134479.jpgディオニュソスとアリアドネ。

ラビリンスのミノタウロス退治のための糸を若者に渡した、あのアリアドネです。
が、どうして、ディオニュソスと一緒にいるのでしょう。妖しい。

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魚(左)と鳥(右)。ローマといえば、海の生物。

f0058691_724532.jpg2匹のヘビ退治をするヘラクレス。

このヘラクレス、ちょっと太っちょじゃないですかぁ。
むっちむち!まぁ、これは赤ちゃんの頃でしょうから、こんなもんなんでしょうけれど。
それにしても、たくまし過ぎる赤ちゃん!

獅子座の獅子を退治したのは、このヘラクレス。私、獅子座なのですぅ。
蟹座のお化け蟹を退治したのも、ヘラクレス。ダンナは蟹座。


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エロスとプシュケ。(中庭に展示されていたもの)
プシュケ、しっかりと背中に蝶々の羽を背負っていますね。エロスとプシュケのお話って、切なくてやるせなくて。このモザイクを見た時は、うわぁ、感動!嬉しかったです!神話好きのひとりごと.....。


ここからは、彫刻・彫像などのコーナー。
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まずは、左:アッシリアの彫刻。 右:碑文。(共に紀元前8世紀)

f0058691_745940.jpgヒッタイト時代の神殿の円柱の台座となっていたライオン像。
(紀元前8世紀)

夫婦のライオンかと思ったのですけれど、違いました。オス2匹。温和なライオン。

f0058691_752711.jpgヒッタイト時代の玉座。
(紀元前8世紀)

とっても独特なレリーフで、繊細なんだけれども力強い。かっこいいなぁ。


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左:ヒッタイトの王子像(中~後期青銅器時代(BC2000~1200))。 右:パルミラの墓より出土した彫刻(3世紀)。

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左:炉の台2つ(銅器時代のもの(BC4300~3200))。 右:ビザンティン時代の燭台。(青銅製)
炉台、顔が彫られているんですよ~。可愛い♪

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こちらは、アンティオキア様式の石棺。3世紀のもの。
4面びっしりと素晴らしい彫刻がなされています。それぞれの面には、神話や逸話のストーリーに因んだ場面が模られているのだそうですけれど、メモが引越しのドタバタでどこかへいってしまい、わからず。
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ライオン狩の様子。
当時のアンティオキアの文化度の高さを物語っていますね。この石棺は、特別なライティングをされたうやうやしい部屋に展示されていたんですけれど、それだけ重要展示物ってことなんでしょうね。彫刻の嵐に、圧倒されました~。

なお、この石棺には、親子と思われる3体の骨が収められていたようです。

※モザイクの博物館としては、以前に紹介しています、ガズィアンテップ博物館のコレクションも目を見張る物があります。私が知る限り、トルコで一番のモザイク・コレクション。
修復のされ方や展示の仕方は、こちらの博物館の方がはるかに上でした。建物が新しいため、照明が凝っていたりという利点もあります。

アンタクヤの博物館は、少々老朽化していて、しかも狭い。倉庫にも大量のモザイクが眠っているらしいですので、それらにも日の目が当たるようにして頂けたらなぁ、と感じました。

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【続きは食いしん坊編】


アンタクヤへ来たからには、やっぱり本場のアラブ風メゼ(前菜)を食べないと!

で、やって来ましたのは、旧市街、正教会教会の斜め向かいにあるレストラン。教会の管理をされている方に美味しいレストランということで教えて頂きました。

メゼの数々~。
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正午の位置から時計周りに。
ザフテル(Zahter)。アラブ風、野生のタイムの前菜です。オリーブ油とニンニクたっぷり。これ、イスケンデルンででも食べたのですけれど、ちょっと苦味はあるものの爽やかなお味で、病み付きになり、再び注文です。
ナスのエズメ(Patlıcan Ezmesi)。エズメとはトルコの代表的なメゼで、フォークなどで潰したものの総称。一般的には、トマトや唐辛子で作るのですけれど、ここのは焼きナスの中身がメインです。ピリ辛で美味しかったなぁ。
フムス(Humus)!ここでも、やっぱりフムスです~。とぉっても滑らかでコクがあって、思い出しただけでもうっとりしてきます。
ナスとセミズオトゥ(Semizotu=スベリヒユ)のヨーグルト和え。もちろんニンニクたっぷり。パンに付けて食べると、やめられない止まらない~。

写真上にちょこっとだけ見えているものは、子供の注文した鶏と野菜の煮込み。
ここのパンは、アラブのホブスという中が空洞になったもの。これも美味しかった!

このレストラン、中庭がありまして、ヤシの木陰で食べられるようになっているんです。雰囲気バッチリ!しかも、かなりな蒸し暑さの中で、ブラブラ散策も結構疲れます。
なもんで、昼間っから、ビール!もう、メゼとパンとビールで、お腹がいっぱいになって、メインの注文をしたことが悔やまれましたぁ。

でも、食べる。
私のメインは、タヴック・シシ(Tavuk Şiş=鶏胸肉の串焼きケバブ)。
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あっさりと、しかもピリ辛で美味しかった~。下に敷かれているラワシュ(薄いナン)がまた、ピリリッとして鶏の旨みがしみ込んでいて、たまらなかったぁ。

ということで、またしても食べ過ぎです。
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こちらは、レストランの中庭。いい感じでしょう。


引越しの道中という、日程的にも限られた中での観光でしたので、アンタクヤはたった1日だけしか
廻れなかったのです。しかも、6月末の容赦ない太陽光線との闘い。かなりキツかったです。
ほんとうは、郊外の歴史ある小さな町・ハルビイェ(Harbiye)やサマンダー(Samandağı)、レイハンル(Reyhanlı)などへも足を延ばしたかったのですけれどね、どうしても無理でした。
あぁ、この辺りへ今度やって来れるのは、いつなんでしょうか.....。でも、また訪ねることが出来ますように~!

※ハルビイェ(Harbiye)へは、前回訪れました。山あいの町で滝があって、ピクニック場があって、ちょっと避暑地的な市民の憩いの場という感じでした。
この町の古代名は、ダプネ(Daphne)。月桂樹という意味です。エロスの弓矢で射られたアポロンの求愛から逃れるために、自ら、月桂樹の木に変身してしまったという、有名なギリシャ神話由来の地なのだそうです。


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by yokocan21 | 2008-11-01 00:33 | 旅・散歩  

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