ココレチ&ムール貝のB級グルメ
その日は夕方からある所へ出掛ける予定がありましたので、昼間の空いた時間にどこかへ行こう~、ということで、これまた懐かしのあの場所へ~。
目指すは、タクシム広場よりイスティクラル通りをひたすら下ります。祝日中ということで、普段の何倍もの人出のある大通り。歩行者天国ストリートは、えらいことになっていました。
それでも、通りの左右に建ち並ぶ歴史ある建物などを眺めながら(すごく素敵な古い建物が多いのです、この辺りって)、ひたすら目的地へ~。

子供は、二度とこういう日には連れて来るなぁーーー!と怒っていましたが。
〝人の背中やお尻ばかりで、視界ゼロ〟ということ。なるほど.....。
で、こんなもの食べてます。↓ 何でしょう?

〝ココレチ(Kokoreç)〟といって、刻んだ羊の腸のスパイス入りトマト&チリ炒めです。
ココレチは、このようにサンドイッチにして食べるのが一般的。ダンナの大好物でもあるんですよね。
このお店のは、かなりスパイスとチリが効いていて、見るからに真っ赤か。そのためか、羊の(腸の)臭みが気にならなくて、私でもまぁ食べられます。

分厚い鉄板で、細かく切った腸や唐辛子などを炒めています。おじさん、両刀で豪快に混ぜる・混ぜる。
このお店、屋号が『シャンピオン・ココレチ(Şampiyon Kokoreç)』という位に、ココレチの有名店なんですけれど、サイドメニューにも美味しいものが色々とあるんです。
まず、〝ムール貝のドルマ(ミディイェ・ドルマス=Midye Dolması)〟。
スパイスやハーブで味付けされたお米をムール貝に詰めて煮たもの。
ちゃんと殻を開けて出してくれました。レモンをギューッと絞って、片方の殻で中身のドルマをすくって、お口にパクッ。うーーん、美味しい~!お皿の5個があっという間になくなってしまいましたぁ。これで1人前。

こちらは、〝ムール貝のフライ(ミディイェ・タヴァ=Midye Tava)〟。ムール貝のフライをサンドイッチにしてもらいました。
ニンニクたっぷりのソースがかかっていて、パクパクいくらでも食べられそうです。パンは、1/4にしてもらいましたので、量的にはちょうどよかったです。

子供は、スパイシーなココレチは食べられないので、炒めたソーセージのサンドイッチ。


これら、屋台でもよく見かける、トルコの代表的B級グルメ。ちゃんとしたトルコ料理も勿論美味しいのですけれど、B級ものもあなどれない美味しさ~。
ところで、ディヤルバクルでは、美味しいココレチには出会えず(というよりも、ココレチを食べる習慣がないようです)、ムール貝だなんて、全くお目にかかったことがありませんでした。
イスタンブルに行くと、まず〝ムール貝!〟だった私は、とってもとっても大満足~~~♪
ちなみに、ココレチに関しては、私はなくても生きていけます。
※ココレチ、ここのお店やイスタンブルの大方のお店では、このようなスパイスたっぷり、トマトや唐辛子がふんだんに入ったものを見かけるんですけれど、ダンナの地元イズミルでは、焼いて刻んでチリで味付けした、とってもシンプルなものをよく見かけるようです。
どちらも美味しいのですけれど、ダンナ的には、やっぱり出身地イズミル風のシンプルな物の方が好きなんだそうで。
今度、機会があれば、そのシンプル・ヴァージョンもお目に掛けたいと思います。
いきなり、あまりにもディープなお昼ご飯となってしまい、そしてまだ時間がありましたので、今度は
来た道を逆に向かい、タクシム広場横のお気に入りのカフェでちょっと一服。

ここのケーキ、美味しいのです~。
これは、私の頼んだ、〝ブラウニーのチーズケーキ〟。チャイと一緒に。
台になっているブラウニー、クルミがたっぷりで、コクのあるチーズケーキととってもマッチしていました。
概して甘さたっぷりなケーキの多いトルコで、このお店のケーキは甘さも控えめで、トルコらしくない(!)美味しさなのです。
(最近は、イスタンブルのモダン・オシャレ系のカフェで出てくるケーキは、かなり美味しいと思います)
このカフェ、相当昔からあるお店で、以前は普通のケーキ屋さん、といった感じだったのですけれど、10年近く前でしょうか、全面改装してからはお料理も出すようになって、ケーキ屋さん+ビストロ、といった風情になりました。
お料理もたくさん種類があって、なかなかに美味しいのですよ。(トルコ料理じゃないです)
ちなみに、お店の名前は、『GEZI ISTANBUL』。
やっぱりイスタンブルには、濃いものからオシャレなものまで色んな食べ物があって楽しいなぁ~と、つくづく思いました!
まだまだお上りさん気分全開♪
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by yokocan21 | 2008-10-10 07:31 | トルコ料理