人気ブログランキング | 話題のタグを見る

南東部地方のキリム♪

トルコで好きな物は色々とあれど、初めて訪れた時以来ずーっとずーっと好きな物は、何といっても、手織りの絨毯&キリムです。
深みのある色合い、見れば見るほどに惹かれていくデザイン、そして緻密な織り。
手織りですから、温かみがあるのは勿論のこと、織り手の女性の想いも込められたもの。
あまりにもの素敵さにノックアウトされ、再訪した時には、織られている村々へも訪ねて行ってしまったほど。

最初は絨毯にノックアウトされたんですけれど、その内色々と知れば知るほどに、キリムの素朴な味わいにドンドン惹かれていくようになりました。
勿論、絨毯も大好きなんですけれど、キリムの『土』の匂いが感じられたり、可愛いらしさがあったり、織られている村の特徴などが顕著に現れていたり.....というところがとっても魅力に思うんですよね。
いやぁもう、私のキリムに対する思いを語り出すと、止まるところを知りません~。

で、本題に入りまして。
このキリムは、昨年末に〝クリスマスのプレゼント〟としてダンナが買ってくれたもの。
(トルコでは、クリスマスは基本的にはお祝いしませんので、本当は〝新年のプレゼント〟という言い方をします)
南東部地方のキリム♪_f0058691_6204351.jpg

ここディヤルバクルからも程近い、ハッカリ(Hakkari)県のとある村で織られたもの。

トルコの南東部地方は、クルド人が多く住むエリアとして知られています。ハッカリもクルド人が多い地域。このキリムもクルドの村からやって来たものです。

クルドのキリムは、深い色合いや力強さ、そして素朴さが特徴のように思いますけれど、これも、そういった特徴をよく現しているなぁ、と感じます。
写真では、オレンジがかった色みに写っているんですけれど、実際はもっとエンジ色っぽいです。
とっても緻密な織りで、細かな幾何学模様がどこまでも続く、見ていて全く飽きないデザインで、パッと見て、〝一目惚れ〟です。(私の絨毯やキリムは全てが一目惚れなんですよね~)

南東部地方のキリム♪_f0058691_6225550.jpg全体像では、細かなところがわからないですので、部分的にアップで撮ってみました。

村で織られているキリムには、ところどころミスしたところが見られますよね。
村では、農作業や家事の合間に織ったりするものですから、小さなミスはあって当たり前。
そういうちょっとしたミスの個所が、私には愛嬌のように思えてならないんです。
また、糸の染めムラなんかも、味わいのあるものに思えてしまいます。

(写真では、敢えてミスのない部分を撮っています)


南東部地方のキリム♪_f0058691_6243244.jpg10年そこそこ前に織られた、殆ど使用されたことのないキリムです。
アンティーク好きな私にしては珍しく、新しいものを気に入ってしまったわけで。

これは、うちのサロン(リビング)の真ん中に敷いています。
新しいものは使い込まれていない分、深みがないと言われていますよね。
でもでも、どんどん使い込んで、味わいや深みのあるものになっていってもらいましょう。
私がおばあさんになる頃には、どんな感じのキリムになるのか、楽しみでもありますねぇ。


南東部地方のキリム♪_f0058691_625936.jpgこのキリムが織られたハッカリという所は、山岳地帯で、牧畜が行われていて、自然の美しいところだと聞きます。
また、冬の寒さは相当なものらしく、自然環境の厳しいところ。
そういう環境の中で、一人の女性が日々コツコツと織り綴ったキリムです。

ものすごく細かい織りを見てもわかりますように、織り手は、かなり熟練の方なんだと思います。
どんな女性が、どんな想いで織られたのか.....想像も色々と広がっていきます。



南東部地方のキリム♪_f0058691_6254353.jpgこちらは、ボーダーの部分。

ボーダーには、スマックという技法も取り入れられています。(ですよね?)
こういう変化をもたらしてくれている辺りも、やっぱり飽きないところなんですよねぇ。


最近は、観光客のお土産用なのか、折り目の粗い、画一的なデザインのキリムもよく見かけるようになりました。
それらは工房で織られているらしく、織り方はしっかりとしているんですけれど、やっぱりどこか不自然というのか、温かみや素朴さは感じられないんですよね。
私は、まったくもって、そういうキリムには興味なし。
ひたすら、〝土臭く素朴なもの〟を追い続けております~。

また、私のこの他のキリムの一部は、HPの方でも紹介しておりますので、よかったらご覧になって下さい。

ブログ・ランキングに参加しています。ポチッと応援よろしくお願いします♪



☆人気blogランキング☆

by yokocan21 | 2008-02-11 06:30 | アート

 

<< バレンタイン・デイでした 節分とお寿司 >>