トゥーラとカリグラフィー
私の大好きなトルコのアート、芸術品などを紹介しよう~と思ってはいるものの、今まで紹介してきたアートなものって、ファッション関係のものを少し.....に留まっています。(情けない)
これじゃぁいけない、と、今回は〝ザ・トルコアート〟なるものを紹介してみます。
まず、私の私物の公開。オスマン朝時代のスルタン達の〝花押〟。トルコ語で〝トゥーラ(tuğra)〟です。
スルタンのサイン(署名)なんですけれど、これが何とも雅やかで艶やかで、見ていてうっとり!
随分前に、イスタンブール・スルタンアフメット地区の工芸センターのような所で、トゥーラ作家の方から直接購入したものです。これ、一目惚れしまして、額に入れてサロンの一番目立つところに飾ってあります。
シルク生地に、濃いブルーとゴールドのインクで書かれたもので、コパーのレンガ色がいいアクセントになっていますね。(見えますかぁ?)
トゥーラは、カリグラフフィー(アラビア書道)の一種です。
私、アラブ文字は読めませんので、何を書いてあるのかはわからないんですけれど、トゥーラの基本は、「誰々の息子の」「誰」を中心に、自分の功績や偉大さなどの言葉が付けられています。
トルコでカリグラフィーやトゥーラが芸術作品として花開いたのは、勿論オスマン朝です。時のスルタンを始め、有名な書道家も次々と出てきました。
そのオスマン朝の輝かしいカリグラフィーがコレクション・展示されている博物館がイスタンブールにあるんです。
サークプ・サバンジュ博物館(Sakıp Sabancı Müzesi)。通称「サバンジュ博物館」です。
ボスポラス海峡を北上、第二ボスポラス大橋を過ぎてしばらく行ったエミルギャン(Emirgan)という場所にあります。
とにかく、ここはカリグラフィーのコレクションが圧巻で、文字は読めなくっても、その繊細さや力強さに感動してしまいます!
館内は撮影禁止でしたので、私の持っているサバンジュ博物館コレクションの写真集『LETTERS IN GOLD』より抜粋して載せてみたいと思います。

P51. Şehzade Korkut の書。 (15世紀後半の作)
コーランの写本です。このように雅やかに彩られたコーランは、芸術としてもとっても素晴らしいです。ちなみに作者の〝セフザーデ〟というのは〝皇子〟です。

P123. Mehmed Şefik Bey の書。 (1859年の作)
書のバックは、エブル(ebru)と呼ばれるマーブル模様の墨流し絵(マーブリング)。
このエブルも、トルコの芸術としてとっても素敵なものですので、機会を見つけては紹介したいと思います。

P159. Ahmed Kamil Akdik の書。 (19世紀後半から20世紀前半の作)
こちらも、バックはエブル。

P172. MuradⅢ世のトゥーラ。 (1575年の作)
オスマン朝第12代スルタン、ムラッド三世によるものです。
私の持っているトゥーラは、この書体をモチーフとしたものでしょうか。
青やゴールドの小花が散りばめられていて、とっても可憐な印象ですよね。
で、ミーハーな私、このような優雅で可憐なトゥーラを描くスルタンってどのような人だったのかなぁ、と調べてみましたぁ。こちらが、そのスルタン・ムラッド三世。 →
画像は、Google imageより。
で、最後に、とっても奥の深いカリグラフィーですけれど、『写真でイスラーム』のmiriyunさんが、最近一大カリグラフィー(アラビア書道)絵巻を展開されていますので、優美な世界に浸りたいという方、お薦めです。
それと、サバンジュ博物館については、私が執筆させて頂いている『ABガイド記事』でも紹介していますので、そちらもどうぞ。
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by yokocan21 | 2008-01-17 20:59 | アート













