サクランボとワイン
トルコのサクランボは、濃い赤色に大粒で、甘味も少し強めです。ナポレオンという品種だとか(詳しくは知りませんが)。
トルコに来た初めての年、あまりの美味しさと安さにビックリ仰天してしまい、毎日毎日どか食いしてしまった私...。結果は・・・言うまでもないです、お腹壊しました。とほほ。
そんな情けない体験もありながら、でもサクランボはやめられない!
ここディヤルバクルでよく売られているものは、南隣の町、「マルディン」産のもの。
よーく見ると、表面に斑模様がついているところが、他のサクランボと違うところでしょうか。お味は、トルコの他のものよりも少し甘酸っぱい感じです。今年もひたすらサクランボ、食べまくり~。

ところで「マルディン」といえば、古代からのキリスト教徒の町。ディヤルバクルから南に約100kmほどいった、シリア国境に近い、岩山に広がる歴史ある町です。
そのマルディンの町には、今でもキリスト教徒がかなり住んでいらして、独自の文化を保っています。細い路地がくねくね、どこからか教会の鐘の音が聞こえてくる、昔にタイムスリップしたような、不思議な雰囲気の、趣きある町です。
もちろん、ワインも昔からの製法で作られています。ワイナリーというものではなく、自家製ワインですけれど、変わっているのが、仕込む時に『マフレップ(mahlep)』というサクランボの「種」を入れるらしく、とってもフルーティーな芳香のある赤ワインです。
地元の郷土料理レストランでも飲めますが、お店ででも買えるところが嬉しいです。←もしマルディンに行かれることがあって、ワインを買ってみたいとお思いの方、連絡下さればお店を教えますよ。

マルディン、ディヤルバクルからだと車で一時間という近さもあり、私たちはすでに2回訪問しています。何なんでしょう、あの独特の雰囲気と落ち着いた町並みに、惹かれてしまっています。
今年も、気候のいい内に行かないと...と思いながら、もうすでに気候は暑さの真っ只中。秋が来たら、3度目の訪問と行きたいところです。
マルディンについては、写真も撮ってきていますので、いつか紹介をしてみたいと思います。

【追記】 カッパドキアにお住まいのmikiさんが、お庭のサクランボの木を紹介されいました。珍しい”黄色いサクランボ”です。こちらです。
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by yokocan21 | 2006-06-16 21:02 | トルコの食べ物・飲み物