シレとギョズレメ
ところが、先週はといいますと、嵐のような暴風雨が2日も続き、しかもむっちゃ寒いという、秋を通り越して冬到来か...........というような状態でした。
あの嵐が去った次の日(土曜日)、義弟の住むシレ(Şile)へ遊びに行ってきました。
※シレの町は、以前こちらで紹介しています。
っと、その前に。シレに着く手前で、お気に入りの茶店へ。
前に紹介したことのある、ギョズレメ(Gözleme)の美味しいお店です。朝ごはんがシリアルだけという超軽めでしたので、途中でちょっと腹ごしらえ。・・・まぁ、このお店に寄るのが前提で、シリアルだけなんですけれどね。(笑)

今回は、ほうれん草とポテト入り。
少々チリが効いていて、美味しいのです~。
子供は、大好きな『卵入りスジュク(Yumurtalı Sucuk)』。半熟卵とスジュク(Sucuk=スパイシーな牛肉ソーセージ)です。
これにパンをつけて食べるのが、トルコ式。うちの子も、しっかりトルコ人ですから、こういう写真です。
ただ、トルコの卵は日本のとは違って殺菌がしっかりとなされていないとか聞きますので、うちでは半熟卵はまずやらないです。

そして、これはダンナ&子供の注文で“トゥルシュ(Turşu)”。トルコのピクルスです。もちろん、このお店の手作り。


ストーブの上には大きなお鍋が。どれも中にはお料理が入っていて、クツクツと煮えておりました。お昼用の料理でしょう。
下の段にあるのは、“エリシテ(Erişte)”という、自家製のショートパスタのようなもの。ストーブの熱で乾燥させていました。
トルコでは、秋の間に、保存食としてエリシテをよく作ります。お店でも売っていますけれど、やっぱり自家製のものが美味しい。バターたっぷりで食べるので、かなり危険なものではあるんですけれどね。
こちらは、お店の裏庭で育てている、唐辛子(Biber)と、一つだけ残されたカボチャ(Bal Kabağı)。
トルコで売られているカボチャって、お化けのようなデッカイものばかりなので、こんなにちっちゃいのを見つけると嬉しくなります。って、これ、カボチャですよね...........?


で、今回の目的は、こちら。
こぉんなものがデデーンと居座る、ホリディ・ヴィレッジ。パムッカレのレプリカ。この横には、カッパドキアのキノコ岩やギリシャ遺跡の大理石ゲートなど、トルコの文化遺産の縮小版のようになっています。

ここは、シレの郊外にある“Doğa Tatil Köyü(ドーア・ターティル・キョユ)”。
山の裾野の緑いっぱいなホテルです。何もかもがゆったりとした感じで作られているのが素敵でした。
夏の間はさぞかし賑わっているんでしょうけれど、10月も末だとお客さんもまばら。なので、ゆったりのーんびり過ごせました。義弟んちの子供ちゃんも、うちの子も、広い芝生の上で走り回ったり。
ここの支配人が、うちのダンナの知り合いということで、特別にあちこちの施設を見学させてもらいました。
今回は、レストランとカフェだけの利用で訪問したんですけれど、今度は是非泊りにきたいなぁ。
イスタンブルの中心地では、紅葉もまだまばらですけれど、シレは少々気温が低いんで、あちこちで葉っぱが色づいていましたよ。
日本の見事な紅葉に比べると、トルコのは、なんだかぼんやりとした感じなんですけれど、それでも赤やオレンジ、黄色い景色はやっぱり嬉しいものです。


入口入ったすぐの大きなゲートに絡まっていました。
まだ一部しか色づいてないけれど、これが全部真っ赤になる頃は、さぞかし壮観なんでしょうねぇ。
そういえば、トルコに「もみじ」とか「かえで」といった“日本の紅葉の女王”って、ないかも。見たことがないです。
もちろん、トルコ人は紅葉を愛でるということもないですし。
おまけ。敷地内の至る所に置いてあったハンモックで遊ぶD君とうちの子。なんか、座り方(寝方)が違うんですけど...........。

とまぁ、秋晴れの中、自然の中でゆーったりと過ごせた午後でした。
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もうひとつおまけ。
これは、大分と前にシレに行った時のもの。
シレの町から山の中へ田舎道をぐんぐん進んだところにある、小さな湖。そのほとりでバーベキューしたり、お茶したり出来るようになっています。

湖の横では、水牛が放牧されていました。(黒い点々が水牛) 白い箱は、養蜂用でしょう。シレは黒海沿岸ですので、周りは山が多く緑がいっぱいなのです。
イスタンブルから車でたった1時間の距離です。あの騒音と喧騒がウソのように思える環境。

おいしい空気をいっぱい吸って、自然の中で美味しいものいっぱい食べて。うはぁ~っ♪
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by yokocan21 | 2010-11-04 19:40 | 旅・散歩