ジーエル・ケバブ(レバーのケバブ)
ジーエルとは辞書を引くと、『肺臓と肝臓』とありますが、トルコ人がジーエルと呼んでる部位は、どうも肝臓(レバー)のような気がします。現に、その食堂(←あえてレストランとは言わない)で出てくるジーエルもレバーなんです。

ここのは、焼き具合が絶妙で、とってもジューシー。小さく切られたジーエルも柔らかくって、適度にスパイシーで、パクパクいけてしまいます。初めて食べて以来、すっかり虜になってしまいました。
一緒には、ラワシュというナンのもっと薄~いのが出てきます。(インドのチャパティに似てます)それに包んで食べるのが、地元風。
写真右上は、『エズメ』。トマトや玉ねぎのみじん切りに、唐辛子やスパイスを効かせたもの。ケバブ屋さんの定番前菜です。
左上は、ロカ(ルッコラ)どっさりサラダ。もちろん、ざくろシロップかけです。
その他に、ピーマンや唐辛子の炭火焼も出てきます。
これらは、席につくなり、有無をいわさずドドドーッとテーブルに並べられます。これがディヤルバクル流ですね。
このお店は店名もジーエルジュ(ジーエル屋)と名乗ってるくらい、ジーエルが有名なお店で、見ていると殆どの人がこのジーエル・ケバブを食べているようです。
私、実は臓物関係は苦手なんですけれど、ここのジーエル・ケバブだけは別。時々、発作的に食べたくなります。
一応、お店の住所など書いておきます。
『CİĞERCİ MUHARREM USTA』 (ジーエルジュ・ムハレム・ウスタ)
Kooparatifler Mah. Gevran Cad. 4. Akkoyunlu Sok. Ofis Diyarbakır
Tel 0412 228 8719
★追記・・・ このジーエル・ケバブ、トルコ南東部地方では、朝食に食べる習慣もあるんです!朝からレバーですよ。昔、ウルファ(ディヤルバクルの近所の町)で朝ご飯にジーエル食べたことありますけど、あの時は若かった!今は、ちょっときついかもです。
by yokocan21 | 2006-03-26 08:07 | トルコ料理