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懐かしのディヤルバクル・キリム編

何ともいえない虚脱感.....。
この週末のサッカーのことです。
あぁ、我がユヴェントス。ここ5試合勝ちなしって、一体どうなの?しかも、各下相手に勝てないだなんて。ホームでも勝てないだなんて。
日曜日の試合なんて、勝っていたものを終了土壇場でゴールを食らい、引き分け。がっくり。どうにかしてもらわないと!

そして、トルコの我がベシクタシュ~。この試合に勝てば単独首位に踊り出られるチャンスだったのにぃ。なんてこったぁ。
ホームでのイスタンブル・ダービーで、憎っくきフェネルバフチェ相手にホームで散々たる結果。熱狂的応援を繰り広げたサポーターの前で、ああいう試合はどういうものかと。あぁぁぁぁ。

おまけに、フェラーリといえば.....。(いきなりF1に話がとびます)ここまでで獲得したポイントは、何と3点。はぁ?やる気あるんですかい?と思える、悲惨な状態におります。
これから巻き返しを図れるのかどうかは不明。

で、この週末の唯一の嬉しい結果といえば、やっぱりバルサ!はっははーーー。
ベルナベウでの大勝!これほど気持ちのいいものはないですね~。今年のバルサのサッカーは、いつもにも増して美し過ぎます~。バルセロナ・ファンが羨ましいぃ~。

とまぁ、いつもならここでサッカー談義だの、F1談義だのに突入するところなんですけれど、あまりにも酷い状況ですので、やめ。(書く気にもならない)
そこで、気持ちを入れ替えて、大好きなキリムのお話をすることに致します。

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先日、友人とトルコのキリムの話をしていて、やっぱり私は部族系というのでしょうか、土臭い素朴でプリミティヴなキリムが大好きだわぁ~と、つくづく思った次第。
特に、東部の山間部で折られる重厚な色合いの渋いキリムがお気に入りです。

去年までの4年間を過ごしたディヤルバクルは、まさに東部を代表する町でして、近郊の産地からたくさんのキリムが集まってきます。町の絨毯屋さんに行けば、地元や近郊の村からやって来た濃厚な色合いでドッシリと織り込まれたキリムが山と積まれています。
今サロンに敷いているキリムも、この東部の重要産地であるハッカリのとある村で織られたもの。(このキリムにつきましては、こちらをご覧下さい)

で、今日は、この我がキリムを買ったお店で見せていただいた、私のお気に入りの東部地方キリムを少し紹介したいと思います。
オスマン朝時代に建てられた隊商宿兼商業館である、〝ハサンパシャ・ハン(Hasan Paşa Hanı)〟の中でも特に品揃えのいいお店です。

懐かしのディヤルバクル・キリム編_f0058691_1556108.jpg

まず、地元・ディヤルバクルのとある村で織られた20~30年は経っていると思われるキリム。一部、修理が入っていますけれど、保存状態はむっちゃいいです。
これ、とっても気に入って、しかもお値段もお手頃だし欲しかったんですけれど、何故か引越しまでにあれこれ用事をしている内にすっかり忘れてしまっていたもの。引越してしまってから、あれ買っておくんだったよ~、なんて後の祭りです。
写真を撮らせてもらった時には、持ち合わせがなくて、でもま、「この町に住んでいるんでいつでも買えるわ」、なんて余裕だったんですけれどね。うっかりです、はぁ情けなや。今、こうして写真を眺めているだけで、後悔の嵐!

この波のような文様が何とも個性的で、私の持っているイランのキリムにもちょっと似ているんです。
赤と藍色の風合いも、しっくりとしていて、眺める程に味わい深いものですねぇ。

ところで、このキリムが織られた村というのは、今はもう存在していないんだそうです。
というのは、トルコ東部や南東部での相次ぐテロ攻撃のため、この村から住民が退去せざるを得なくなってしまったのだとか。テロリストの巣窟とみなされた為に、国より退去命令が出たということです。こういう現実が、あるのですね.....。
ということですので、このキリムを織っていた村の女性達は、もうキリムは織っていないのだそうです。なんて残念なこと。ひとつ、文化が途絶えてしまったということです。


懐かしのディヤルバクル・キリム編_f0058691_1557130.jpgこちらは、「サドル・バッグ」といって、馬やロバの背に掛けて荷物を運ぶのに使うキリム。

左右袋状になったものを背に掛ける、いわゆる遊牧民のかばんのようなもの。
といっても、この現代に馬やロバで移動をする人たちなんて殆どいないんで、今は、使われることもあまりないんだそうです。
現代は、遊牧民といえども、遠くへ行く時はバイクで移動なんだそうですよ。

ロバ用のもので幅50~60cm。馬用のものなら、幅1mにもなる大型のものあり。

こんなオサレなバッグを掛けて馬やロバで散歩なんて、可愛いなぁ。一度やってみたいなぁ。


懐かしのディヤルバクル・キリム編_f0058691_15574937.jpgこちらも、同じくサドル・バッグ。

このようなサドル・バッグは、長~いものを織って、端から袋状に縫い合わせてありますので、好きなときに、その縫い目を解くことが出来ます。
そうすると、長い敷物として使える、なんとも便利な代物。

上のものも、こちらも典型的な東部のキリム。
どちらも、ハッカリの村のものだそうです。


懐かしのディヤルバクル・キリム編_f0058691_1559829.jpg

こちらは、その絨毯屋さんの玄関を飾っていた織物。
南東部地方の村では、このような飾りを玄関に吊ったり、また窓辺の装飾に使ったりするそうです。わぁ、可愛い~。

東部や南東部で織られているキリムは、概して質の高いものが多いんです。
主に、農民や遊牧民が家事の合間に織っています。紡ぎや染色も丁寧にされているものが多いです。
観光地に近い辺りでは、観光客ウケするような無個性でで荒いものもよく織られていて、そういうものを目の当たりにしてしまうと、何ともいえない悲しみに襲われます。でも東部・南東部では、今でも本来の生活の一部としてキリムが織られていて、よって民族性も顕著に現れてきて、とっても個性的なものにお目にかかれることになるんです。


懐かしのディヤルバクル・キリム編_f0058691_15582535.jpg
で、最後は、キリムじゃなくて民族衣裳

ディヤルバクル地方で、結婚式やお祝い事などでよく着られる衣装です。クルド人のものです。

黒や濃紺のビロード生地に、鮮やかな花柄が入っているのが特徴です。
中には、サテンのブラウスにモンペのようなパンツ(シャルワール)を合わせて着ます。

この衣装は、ハサンパシャ・ハンではなく、地元御用達という感じのアーケードの中で撮ったものです。

なお、ディヤルバクルの民族衣裳は、こちらでも載せています。



ということで、『あぁ懐かしのディヤルバクル・キリム編』はこれまで。
実は、綺麗なキリムはもっともっとあるんですけれど、何せいつもカメラを持ち歩いていたわけではないですので、手持ち画像はこれ位しかないのですねぇ。残念。
もっと色々と撮っていたと思っていたんですけれど、残念です。ちょっとショボショボ記事になってしまいました。(凹)


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by yokocan21 | 2009-05-04 16:06 | アート

 

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