春の魚
そんなある日、朝からさっさと家事を済ませ、ブラブラいつものように市場に出掛けてきました。
もうお馴染みになってしまった(?)カドゥキョイ(Kadıköy)の市場。
野菜や果物、そしてお魚が新鮮で安い、ということもあって、我が家の台所と化しています。(かなり大袈裟)
私はバスで出掛けますので、あまり大きな買い物は出来ないのがちょっと辛いんですけれど、それでも出掛けたからには、何やらごちゃごちゃと買ってきてしまいます。
今回は、扱っている種類が豊富な大型魚屋さんへ。
わぁ~、春のお魚が色々と並んでいます。
ズラーッと吊り下げられているのは、〝カルカン(Kalkan)〟と呼ばれる「イシビラメ」。英語では「Turbot」。イボのようなブツブツが着いているのが特徴。
イスタンブルの春を告げる、大型のヒラメです。これ、かなり高額なのが痛いんですけれど、お味はとっても美味。もっちりとした食感で、大~好き。小麦粉をつけて素揚げにしたり、炭火焼で食べたり。
カルカンの間に一匹デーンといるのは、大型のスズキ(Levrek)。
タイ(Mercan)や、カツオ(Palamut)、ヒメジ(Barbunya)、小アジ(Istavrit)も見られます。
この他にも、旬の魚が所狭しと並んでいました。
左:オルキノス(Orkinos)と呼ばれる、マグロ。
右:ミネコプ(Minekop)またはカヤレヴレッキ(Kaya levrek)と呼ばれる、スズキの仲間。
最近は、トルコでもマグロの養殖が盛んで日本に輸出されているんです。日本のスーパーでも見かけることがあるかもしれないですね。
元々、トルコ人はマグロを食べる習慣がなかったんですけれど、養殖が盛んになり、町の魚屋さんやシーフードレストランでお見えすることも多くなってくると、グルメな方を中心に食べる人も増えているようです。
このマグロは養殖なのか、海で捕れたものなのかはわかりません。
ただ私、マグロが苦手でして.....。(日本人にあるまじき?)
イセエビ(Istakoz)に、スカンピに、アサリ(Vongole)。
スカンピのトルコ語は、聞いたのにメモを取らずしっかり忘れてしまったぁ。
いやぁ、トルコのシーフードもなかなかにやりますよねぇ。
イタリアンとかフレンチのレストランはもちろん、トルコのシーフードレストランでも、このような珍しい海の幸を出すお店が増えています。
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で、今回買ったのは、〝ミネコプ(Minekop)〟。
お腹にローリエの葉っぱを入れて、簡単にオーブンで焼きました。
40cmは軽くあるお皿に乗せてもこの有り様。かなり大型のスズキです。それに、普通のスズキを比べても身がしっかりとしていて、数倍美味しいんですよね。ま、お値段も倍はしますけれど。
ただねぇ、↓で作ったお料理で白ワインを使いましたんで、今夜はその白ワイン~、なんて思っていたのに、な・なんとダンナが早とちり!さっさと
グリーンサラダと、マッシュルームのオリーブ油煮を添えて。
この〝マッシュルームのオリーブ油煮〟は、遠い昔に、玉村豊男さんがある雑誌のエッセイで書いてらっしゃったもの。自分でそれなりに作ってみたら、むっちゃ美味しかったですので、こうして時々食卓に乗せています。
だいたいの作り方は・・・・・
平鍋に、大さじ4のオリーブ油を熱して、みじん切りのニンニク3片をよく炒め、一パック(400g)分のマッシュルームを適当な大きさに切ったもの(4等分位)を入れて、油がなじむまで炒める。
そこに白ワイン1/2カップを注ぎ、塩・こしょう。ふたをして蒸し煮にして、マッシュルームが柔らかくなったらレモン汁を加えて出来上がり。
お好みでチリパウダーをかけても美味しいですよ。
この日のメニューは、この他に前日の残りの(!)野菜スープがありましたので、晩御飯としては、まぁまぁこんなもんでしょう。
で、デザートは、そろそろ旬のイチゴ!
まだハウスものだと思うんですけれど、甘くって美味しかった~。
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by yokocan21 | 2009-04-10 17:31 | 普段生活