アダナ旅行は、買って・食べて、だけではなくて、ちゃんと観光もして来ました。
特に歴史的建物や遺跡などは、市内にはないのですが、これだけは、というのがウル・ジャーミィ(Ulu Camii=大モスク)です。
1541年建立のこのモスク、パームツリー並木の公園が横にあるせいか、なんだかとっても南国チックです。ミナレットの装飾もとっても繊細・綺麗で、トルコでは珍しいタイプです。
私が今までトルコで見てきた「ウル・ジャーミ」は、その名の通り壮大でどっしりと構えたものばかりだったのですが、アダナのは、他のウル・ジャーミに比べて小ぶりで可愛い感じがしました。
古い町並みの中にひっそりと佇んでいる、可憐なモスクでした。
私は以前から、訪れた町では必ずモスクをたずねます。
新しいものには全く興味はなく、何百年もの間人々に親しまれてきた歴史あるモスクが大好きです。
私はイスラム教徒ではないので、モスクはあくまでも芸術品としての見方しか出来ないのですが、モスクの中に佇んだ時、さも自分と宇宙空間とが繋がっているかのような不思議な感覚に襲われることがあります。イスラムって、宇宙的なんだなぁと勝手に思っております。
モスクに入ろうと思うと、女性は肌の露出は控えなければいけないし、髪の毛も隠さなくてはいけませんね。そういう時に重宝なのが、大ぶりのスカーフ。冬場だとマフラーも代用できます。
イスタンブールの観光地のモスクでは、観光客用にスカーフを貸してくれますが、地方の町ではそういう訳にはいかないです。
ちなみにうちのダンナはモスクには全く興味なし。中にも入ってきません。こういうトルコ人もいるのです。
だからいつも私一人で見学です。最近は息子(幼稚園児)が一緒について来ることが多いのですが、いかんせん仏像やキリスト像のような対象物がないのが、よくわからないらしく(当たり前)、それをどう説明すればいいのか、困ってしまいます...。
今回でアダナ旅行記は一応終わりにします。
詳しく書けなかった部分は、改めてHPの方で書いてみようかと思っております。
【関連記事】
・アダナ旅行・その1
・アダナ旅行・その2
# by yokocan21 | 2006-01-30 21:17 | 旅・散歩