<   2008年 04月 ( 7 )   > この月の画像一覧

 

大西洋を越えてやって来たバトン

久しぶりに、バトンが周ってきました~!
今回は、遠く大西洋を越えてやって来ましたよ。アメリカ東部・ペンシルベニアより遥々。
ペンシルベニアの清々しい大自然と、可愛い動物達や可憐なお花たちの写真に、柔らかいポエムがそっと添えられた、『HappyNest In America』のメギーさんからです。
バタバタとした日常からフゥーッとおとぎの国へ案内されたかのような、とっても素敵なブログを発信されていますよ♪

では、バトンの内容を。
という前に、このバトンには、ちょっとした決まりごとがあったのです。
     ↓
・ 次の方に3日以内に回してください
・ 嘘、偽りなくお答えください
・ アンカーは 禁止ですよ
・ 回した方は、回された方がルールを守っているか、見に行ってください
・ ルールが守られていなければ、罰ゲームがありますよ

ということで、まず私、一番上の決まりごとには大きく違反しております!周ってきてから、とっくに一週間以上が過ぎています。でも、メギーさんには特別に執行猶予を与えて頂いておりますの。
ほほほっ。
って、そんなの有りなんでしょうかぁ.....。
でも、メギーさんの罰ゲームなら、ニコニコして受けられそうですので、敢えて罰を受けることにいたします!(Mか....)
で、メギーさんの罰ゲームは、こちら → 「ご自分のブログを始めたきっかけと、ブログを始めてから、ご自身の生活がどう変わったか、を衝撃発表して頂く」、ということです。

改めて自己紹介のようなものになれば...と思って書かせて頂きますね。

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・・・・・きっかけは、元々、トルコヘ来て最初に住んだ町でHPを始めたのですけれど、その内妊娠。ツワリがきつかったのを理由に一時休業、そして長らく放置したまんまになっておりました。

で、ここディヤルバクルに引越して来て、子供も幼稚園に通うようになり、ちょっとは自分の時間も作れるようになり、また何か発信していきたいなぁ、と思うようになりました。
加えて、折角住んでいるディヤルバクルという町の素敵さや美味しい食べ物を、たくさんの方に知ってもらいたいという気持ちを込めて、ブログをスタートした、というわけです。

で、ブログを始めた頃は、まだまだ試行錯誤の連続で、ブログ友達も少なかったのですけれど、その内に、共通の話題や、同じようなことに興味を持つお友達がドンドン増えてきて、今やブログなしの生活は考えられないほどになっています。
たくさんの方からものすごい刺激を受けて、色んなことを教えていただいて、楽しい・美味しい・綺麗な写真などを拝見して、こぉんな田舎町に住みながらにして、世界がドンドン広がってゆく楽しさ!これって、ブログ様様ですよね~。

ま、実際、自分で気になり出したことには、トコトン食らいついていってしまうこの性格のため、そのことにあまりにも時間を取られすぎて、家事がおろそかになったり(元々家事って苦手だし)ってこともよくあります。で、ダンナにも、もうちょっと面倒見てくれよぉ~なんてことも言われたり(爆!)。
でも、そういうマイナス面は最小限に留めているつもりです。(本当かぁ~?)


これからも、ブログを通じたお付き合い、皆さま、どうぞよろしくお願いしますね♪

では、バトン、スタート。   続き  へお願いしまーす。

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by yokocan21 | 2008-04-29 01:43 | お知らせ&バトン  

伝説の女神・シャフメラン

ちょっと前の『マルディン紀行7(路地を散策)』の記事の中で、銅製品のお店の写真をのせています。覚えてらっしゃいますでしょうか?こちらです ↓
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その写真の左端に、ちょっと奇妙な怪物?妖怪?と思えるものの額が写っているんです。
そのことに、『地球散歩』のさらささんからコメントを頂いて、ちょうど私も「何なんだろう~」と不思議に思っていたので、調べてみることに。ああいう怪物系のものを見ると、どうしても真っ先にギリシャ神話を思い浮かべてしまいますので、その方向で調べてみたんですけれど、どうもシックリとこないんですよね。
顔が、どうもオリエンタルなんですよね。ギリシャ神話の怪物・妖怪系には似つかわしくないという。

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UPで載せてみます。

どうですか?太い眉にくっきりな目。トルコやペルシャっぽいですよねぇ。



f0058691_2314216.jpgそして、前回の『マルディン紀行8(建物考)』の中でもちょっとお知らせいたしました、上から3番目・部屋の中の銅版のお皿に描かれている絵。

これも、UPしてみます。

同じものなんですよねぇ。

今まで見たことのないものでしたので、周りのトルコ人にも聞いてみたり。でも、埒があかず。


そこで、偶然見つけた、『神魔精妖名辞典』というもの凄い情報量のサイト。こちらで質問させて頂く事にしました。管理人の武藤さま、お世話になりました!ありがとうございました!
そして、同時に、地元の観光局へも問い合わせてみました。
それで、この実体が明らかになったというわけです~。

これは、シャフメラン(Şahmeran)という〝アナトリアのヘビの女神〟なのだそうです。
家庭と女性を守護する地母神で世の中の秘密をすべて知ると言われているそうです。
アナトリアの、特に、南部・アダナ(Adana)近くのタルスス(Tarsus)という町や、南東部のマルディン(Mardin)でこの伝説が言い伝えられているのだそうです。

怪物だとか妖怪だとか、変なこと言ってごめんなさいね、シャフメラン!
私たち女性を守ってくれる、有り難い神様だったのですよ。

そして、このシャフメランには、興味深い伝説もありましたので、ついでに紹介させて頂きますね。
「何・何?」とおっしゃる方、続きは  「シャフメランの伝説」へどうぞ。

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シャフメランの伝説
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by yokocan21 | 2008-04-24 23:25 | 旅・散歩  

マルディン紀行・8(建物考)

マルディン紀行、再開いたします。
今回は、マルディン(Mardin)のある建物を中心にお話してきたいと思います。
旧市街の東の端に近いあたり、崩れかけた城門の近くにある、元ケルバンサライ(隊商宿)を改修した、『アルトゥクル・ケルヴァンサライ(Artuklu Kervansaray)』というホテルです。
とぉっても素敵な建物ですので、ホテルの宣伝という点ではなく、あくまでも〝建物の紹介〟という点でお話していこうと思います。
(といっても、ホテルもすごーく素敵なんですよ!私達が訪ねた時は丁度イスラムのお祭り(バイラム)だったためか満室だったようで、トルコ人にとっても人気のプチ・ホテルなんですよ)
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アルトゥク朝時代の1275年建立の建築物です。
外観は、典型的なマルディン地方の様式です。この様式、正確には何と呼ばれているのかわからないんですけれど、私は勝手に〝シュリヤーニ様式〟と呼んでいます。←ちょっと強引
というのは、こういう様式の建物って、ここマルディンだけではなく、お隣の町・ミディヤット(Midyat)でもよく見かけるからなのです。そのミディヤットという町も、マルディンと同じく古くからシュリヤーニ(シリア人)が多く住んでいた町。シュリヤーニ文化の土壌のある町なんです。

7世紀以降、町はイスラム化が進んでいったのですけれど、これらの町のシュリヤーニ人達は、自分達の独自の文化を守り続けていくことが出来たらしいんです。
この建物は、イスラム王朝のアルトゥク朝時代に建てられたものですけれど、イスラムらしさは殆ど感じられないですよね。それもそのはずで、元からこの町にあったシュリヤーニ文化の上に成り立った建築様式だからなんです。

こちらは(↓)、2階部分のテラス。オープンエア・カフェとして利用されています。
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壁に施されたレリーフが素晴らしいです!
このアーチ状の部分は、イスラム建築を見慣れた目には、モスクのミフラープ(メッカの方向を示す壁がん(ニッチ))を連想してしまいがちです。
でも、この地では、イスラム教が興るずっと昔からシリア正教会の信仰が盛んだったわけで、イスラム教は後から入ってきたものなんですよね。実際、イスラム教が興ったのは7世紀初頭の頃です。
また、シリア正教会の教会内部正面には、このようなミフラープの作りとそっくりな壁がんが設えてあるんですよね。
その辺り、こちらの記事こちらの記事の教会内部の写真を見ていただくと、よくわかります。

私の勝手な推測なんですけれど、元々このような壁がんはシリア正教会の教会で使用されていたものが、その後興ったイスラム教のモスクに影響を与えた、というもの。
もっと他の地方(イスラエルやシリア辺り)の教会も見てみないと、ちゃんとしたことは言えないとは思うのですけれど、キリスト教とイスラム教のまさに交じり合ったこの場所を見る限りでは、そう感じられずにはいられないんですよねぇ。
あくまでも素人の勝手な発想ですので、このあたり、詳しいことをご存知の方いらっしゃいましたら、どうか教えて下さいませ!

こちらは(↓)、テラスに続く部屋。
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壁に沿って、床にズラリと座布団というのかクッションが並べられているインテリアは、アラブ風。
トルコ人も、昔は床に座る生活だったんですよね。ところが近代化と共に、現在はイス文化がメインになっています。でも、今でも田舎の方へ行けば、このように床に座る生活をしている人たちは大勢いますよ。
このお部屋では、寛いでお茶を飲んだり出来るようです。

《部屋の真正面の、壁にかけられた銅版のお皿のモチーフ、よく覚えておいて下さいね。(ちょっと見にくいですけれど...)これ、次回の記事のメインテーマとなりますので》

f0058691_17563436.jpgこちらは、テラスの壁のレリーフ。

教会の記事でも、紹介しましたけれど、このような繊細なレリーフは、とってもマルディンらしいです。
イスラム王朝の時代に建てられたとは思えない、イスラムらしさを感じることが出来ないレリーフですよね。ほんとに不思議です。


不思議といえば、もうひとつ。
このテラスに面した壁の一部に、いわゆる〝ダビデの星(六芒星)〟のレリーフが施されていたことです。
「ん、何で?」と思って、案内して下さったホテルのマネージャーの方に尋ねてみると、このモチーフは、〝お守り・おまじない〟の意味なのだそうです。

で、後でそのことを調べてみましたら、〝ダビデの星〟は今は一般的にはイスラエルを象徴するものとして知られているものですけれど、昔の時代にはそういう意識はなく、〝ソロモンの封印〟という意味の〝お守り〝であったそうです。 (ソロモンは父のダビデと共に、イスラム教では預言者の一人と数えられていて、偉大な人物として崇められているんですよ)
そういえば、トルコのキリムや絨毯のモチーフにも〝ソロモンの封印〟という星のモチーフがありますねぇ。
なんだか、とっても興味深いお話で、思いは遥かダビデやソロモンの時代へ~~~!繋がっているんですよねぇ。

そのモチーフの写真、私の腕では上手く撮れなかったですので、代わりに、このホテルのお隣にある、メリク・マフムド・ジャーミィ(Melik Mahmud Camii)の壁に施されたモチーフを載せておきます。
モスクの壁に、ダビデの星、だなんて、とっても意外ですよねぇ。でも、お守りの意味合いなんですよねぇ。
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こちらは(↓)、ホテルのロビー。修復されてはいますけれど、重厚な石造りは歴史を感じます。
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最後は、テラスから眺めた、お隣、メリク・マフムド・ジャーミィ(Melik Mahmud Camii)
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途中、何度も脱線をしながらのマルディン紀行でしたけれど、今回で一応最終回とさせて頂きます。
色んな方面から見てきましたマルディン、他にはない独特な魅力を感じて頂ければ、とっても嬉しいです♪

では、追加として、 続きへどうぞ~。


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by yokocan21 | 2008-04-19 18:06 | 旅・散歩  

私の好きなパン色々

今日は、マルディン紀行の最終章を書くはずだったのですけれど、ある事柄でつまずいてしまいまして、ただ今頭がこんがらがっております。頭の整理と調べ物が終わり次第、マルディン紀行は再開させて頂きますね。
すみません、度々脱線してしまいまして~。

で、今日は美味しいもの紹介といきます。
旧市街のダァ・カプ(Dağ Kapı)方面へ出向いた時には、必ず寄って来る大好きなパン屋さんがあります。美味しさは皆のお墨付き、大通りに面していることも手伝って、いつ入っても店内は混みあっています。

そんな大好きなパン屋さんから、私の好きなちょっと珍しいパンを紹介してみます。
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写真、ガラスに反射して上手く撮れてないですね.....。大量に並べられているのは、〝トウモロコシ粉で作ったパン(Mısır Ekmeği=ムスル・エクメーイ)〟。
直径30cm以上はあろうかと思われる超大型のパン。これが、香ばしくって美味しいんですよね。トウモロコシの甘さもあって素朴な味わいです。いつも、このようにメインとして並べられているので、多分このお店の一押しなんでしょう。 

こちらは、店内に置かれているパン。↓
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左側のものは、〝ブルグルル・ピデ(Bulgurlu Pide)〟といって、ブルグル(挽き割り小麦)の入った、ピリ辛のパン。ブルグルの香ばしさとピリリと唐辛子風味、パセリなどハーブも入っていて、私の大好きなパンなのです。朝ご飯にもいいし、お腹のすいた時のおやつにチャイと一緒に食べてもとっても美味しいんです。ブルグルが入っているので、結構お腹にズッシリとくるんですよねぇ。
サッとトーストすると益々香ばしさ・美味しさがアップ。
このブルグルル・ピデは、ディヤルバクルに来て初めて見た、珍しいパン。いかにもディヤルバクルらしいピリ辛パンですね~。

真ん中の一枚だけ色の違うものは、ゴマとヒマワリの種がまぶされた〝ライ麦パン(Çavdar Ekmeği=チャヴダル・エクメーイ)〟。
ライ麦の味はほどほどなんですけれど、周りのゴマとヒマワリの種がとっても香ばしくって、いくらでも食べれちゃいそうな美味しさです。

右側には、お馴染み〝シミット(Simit)〟。ゴマ付きのドーナツ型パンです。

ブルグルル・ピデをUPでどうぞ。↓
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こちら、左側は、〝パスカルヤ・チョレーイ(Paskalya Çöreği)〟という、訳して「復活祭のパン」。右側は、〝ターヒンリ・チョレーイ(Tahinli Çöreği)〟というターヒン(中東のゴマペースト)の入ったちょっと甘めのパン。 ↓
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パスカルヤ・チョレーイはレーズン入りです。レーズン入りのパンというと、日本ではかなり甘めのものが多いと思うんですけれど、トルコのはレーズンそのままの甘味で勝負。さっぱりと美味しいです。
このパンには、マフレップ(mahlep)という種類のサクランボの種の仁から取ったスパイスが入っています。なので、普通のレーズンパンとは少し風味が違って、不思議な美味しさ。
復活祭のパンという名前は付いていますけれど、年中見かけるんですよねぇ。ま、トルコだし、そういう宗教的な意味合いは全く無視。ただ昔にギリシャから伝わってきたか、或いはトルコ在住のギリシャ人から教わったということなんでしょうね。

ターヒンリ・チョレーイは、ターヒンに少し甘味を効かせた、菓子パンのようなもの。これ、うちの子が大好きで、朝ご飯やおやつによく食べています。だけど、ダンナも私も大好きなんで、いつも争奪戦。

なお、「チョレッキ(Çörek)」とは、パンのことなんですけれど、主食のではなくそれ以外のパンを指します。

最後に、こちらはウル・ジャーミィ近くの別のお店で売っているもので、〝ディヤルバクル・チョレーイ(Diyarbakır Çöreği)〟。
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これ、他のお店ではまず見かけたことがない珍しいパンで、ちょっと不思議なお味がするんです。
マフレップが入っているらしいのですけれど、その他にも何か入っていそう。でも、お店の人は教えてくれません。
ちょっと酸味があってややサクッとした食感で、塩味がちょっと効いています。これも朝ご飯にピッタリ。

トルコには、主食のパン以外にも、意外と色々なパンが売られています。大きな町では、ヨーロッパ風のもっとたくさんの種類のものも売られているんですけれど、この地方都市もなかなかに頑張っています。
その土地ならではの食材を使った、ご当地パンがあるっていうのも面白いですよね。
パン大好き♪

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by yokocan21 | 2008-04-16 06:30 | トルコの食べ物・飲み物  

マルディン紀行・7(路地を散策)

私の大好きな町・マルディン(Mardin)。モスク、教会と歴史ある建物をザザーッと紹介してきましたけれど、今回は、町の中、それもこの町独特の路地裏を中心に散策してみしょう。

この町の建築物は、ご存知のように、とっても趣のある、ちょっとトルコ離れしたというか、トルコのイメージを覆してしまうような様式のものが多くて、同じトルコにいながらも異国情緒がたっぷり。
で、町並みもしかり。町(旧市街)のメインストリートである大通りは交通量も多いものの、きょろきょろしていると、やっぱりあちこちで歴史的なマルディン様式の建物を見つけることが出来ます。(以前の記事で紹介しています博物館も、その内のひとつ)
でも、裏道好きな私は、どうしても大通りの奥へ奥へと入って行きたがります。

まず、大通りから急な坂道、または急勾配な階段を降りてゆきます。
そこには活気のいい市場が広がっています。小径には、日用品・食料品・野菜や果物・お肉などが、所狭しと売られていて、この町一番の活気あるエリア。
そんな地区の一角に、突如として現れるのが、こちらのミナレット(尖塔)。 ↓

f0058691_3412819.jpgこの町最古のモスク、『ウル・ジャーミィ(Ulu Camii=大モスク)』のものです。
アルトゥク朝時代の1199年に建立されました。

この地方独特のどっしりとした太めのミナレットは、側面に様々なレリーフや碑文が施されていて、とっても美しい姿です。

これとよく似た形のものとして、ディヤルバクルの〝サファ・ジャーミィ(Safa Camii)〟のミナレット、そしてハサンケイフの〝チフト・メルディヴェンリ・ミナーレ(Çift Merdivenli Minare)〟を思い浮かべます。
(写真を見比べてみると、ほんとにそっくり!)

ただ、サファ・ジャーミィは、15世紀のアクコユンル時代の建築物。
チフト・メルディヴェンリ・ミナーレは、14世紀・アイユーブ朝時代の建築物。
12世紀後半に建てられたウル・ジャーミィのものとは、時代がかなりずれていますけれど、レリーフの施し方とか碑文の入れ方とか、なぜだかそっくりなんですよねぇ。
ミナレット好きとしては、その辺、たまらなく興味が湧いてきます。


こちらは、そのウル・ジャーミィを別の方角から撮ったもの。モスクのドームも見えます。ドームはこの町でよく見かける、畝のあるタイプ。
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右側の建物は一般のおうちだと思うんですけれど、壁のデコボコ(?)というのか、低い三角錐を連ねていったデザイン、とても珍しい感じです。

こちらは、市場の中にある銅製品屋さん。 ↓
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シルバーのものは、銅にスズメッキを施したもので、南東部地方ではよく見かけます。
吊り下げられているランプも、銅製。写真では見えないんですけれど、細かい細工がたくさんされていました。

ナチュラル・ソープ色々。 ↓
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ブットゥム・サブン(bıttım sabun)〟といって、ここマルディンや、隣のシイィルト県でよく作られている、ブットゥム(bıttım)という野生のピスタチオから採れる油を使った石鹸です。
髪の毛や頭皮にとても良い成分があるらしく、特に、抜け毛予防やフケ予防に効果があるらしいです。
また、メネンギッチ(menengiç)という、こちらもピスタチオに似た漆科の実から採れる油も混ぜて作られたりもするそうです。
写真は、左から、「ブットゥム製・フケ用」、「ブットゥム+アーモンド油・抜け毛用」、「メネンギッチ・ドライヘア用」、と書かれています。
これ、うちのダンナに買ってあげよう~と思っていたのに、忘れてしまいましたぁ.....。


では、今度は大通りの山側の路地に迷い込んでみましょう。
この辺りは、重厚な石造りの高い壁、入り組んだ細い小道、デコボコの石畳.....。市場の喧騒とは打って変わって、いたって静まり返った空間が広がっています。ときおり元気な子供達が飛び出してきたりするのが、嬉しかったり。
そこは、まるで中世の町に迷い込んでしまったかのような錯覚に襲われそうになります。

f0058691_3461048.jpg高い壁に挟まれた細い路地。

壁にさりげなくレリーフが施されているのが素敵。

正面のアーチ型の通路は、ここマルディンでは、〝アッバラ(abbara)〟と言われています。

細い路地の袋小路になるはずの建物の1階部分を、アーチ型にトンネル状に切り開いたものを、こう呼びます。

鋭いアーチ型や丸いアーチ型、形は様々で、旧市街の路地では、至るところで見かけられます。
940年も前から使われている建築技術だそうで、今も修復を重ねながら使われ続けているんですよ。

面白いことは、アッバラの下部分(道路部分)は自治体の所有で、上部(家の中になりますよね)は家主の所有だと、決められていることです。


f0058691_347512.jpgアッバラの中より外を望む。

マルディンの町は、道が狭いだけでなく、急勾配な坂道だらけですので、メインストリートや一部の道以外は車が入って来れません。なので、物の配達やゴミ収集など本来なら車ですることが、ここではロバがやっているんです。
小回りがきいて、坂道も楽々と上ってゆけるロバはとっても重宝されているそうです。

いいですよねぇ、ロバが活躍するエコな町。

マルディンへは何度訪れても、通りにゴミが落ちているところを殆ど見なかったんですけれど(これって、トルコの町では相当に珍しいこと!)、この写真を撮った日はバイラム(イスラム教のお祭り)だったことで、ゴミ収集が来ずにあちこちにゴミが落ちていました。残念。
でも、次の日にはきっとロバくんが活躍してくれたことでしょう。



f0058691_3474776.jpg最後に、こちらのお宅、「メッカ巡礼に行って来ました」という記しを玄関扉の上に掲げてらっしゃいます。

中央に、カーバ神殿の写真かな、陶器かな、飾られていますよね。

その両横のお皿には、右が「アッラー」、左は「ムハンマド」の文字。 ←これら二つは、私が唯一読めるアラブ文字!
ま、読めるというよりは、姿形で覚えているだけのことなんですけれどね.....。モスク見学に度々行っている内に覚えてしまいましたぁ。



マルディンの小径散策、いかがでしたか?
悠久の歴史に彩られた落ち着いた町、まだまだ紹介しきれていないのが残念なんですけれど、まぁ、あまり引っぱっても何なので、次回でとりあえず終了、ということにさせて頂きます。
次回も、お楽しみに~。

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【関連記事】
・マルディン紀行1
・マルディン紀行2
・マルディン紀行3
・マルディン紀行4
・マルディン紀行5
・マルディン紀行6
・マルディン紀行8
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by yokocan21 | 2008-04-12 03:55 | 旅・散歩  

マルディン紀行・6(教会編)

この地マルディン(Mardin)は、地理的・歴史的背景から、色んな民族が交錯してきた町。そして、今も色んな民族が一緒に暮らしている町なんです。トルコ人・クルド人・アラブ人、そしてトルコ語でシュリヤーニ(Süryani)と呼ばれるシリア人(シリアという国とは別ですよ)。
このシュリヤーニと呼ばれる人たちは、イエス・キリストが話していたと言われる「アラム語」の一派である「シュリヤーニ語(シリア語)」を話す人たちで、主にシリア正教会徒です。(←※注)

では、そのシリア正教会の教会を紹介。
以前の記事でも紹介しました、『Mor Behnam Kilisesi(モル・ベフナム教会)』
(別名『Kırklar Kilisesi(40人教会)』。5世紀に建立された歴史ある教会です。
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ここは、マルディンの町中でも、数少ない現在も活動中の教会で、いつも訪れている親しみのある教会なのです。観光客が来ると、管理されている方の中からどなたかが案内を駆って下さいます。
内部は撮影禁止ですので写真はないのですけれど、他のシリア正教会の教会と同じく、とてもシンプルで可愛い感じのものです。

礼拝堂の外壁に施されたレリーフ。↓
どちらも、シュリヤーニ語 アラブ文字で色々と書かれています。ただ、言語については、アラブ語なのか、シュリヤーニ語なのか、はてまた他の言語なのかはわかりません。繊細で独特な曲線模様がなんとも美しい♪
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【追記】 レリーフの文字は、アラブ文字のようです。miriyunさん、ご指摘ありがとうございました!このレリーフ部分だけ周りの石の色とは違った色になっていますので、おそらく後から付け加えられたもののようです。

こちらは、礼拝堂に続くドアの上部のレリーフ(左)と、その横にあった馬に乗るキリストではなく、大天使ミカエルでしょうか。羽根があり、剣を持っていますものね。(右)。↓  ヨーロッパの教会で見かけるような厳かで神々しいお姿ではなく、何だか親しみやすい温和な印象です。
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こちらは、『Meryemana Kilisesi(聖マリア教会)』
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シュリヤーニ・カトリックの教会で、1895年、アンタクヤの主教、イグナティオス・ベンハムによって建立されました。
一時期は、主教座も置かれていたということです。
モル・ベフナム教会の横(裏側)に位置しているんですけれど、入り組んだ路地にあって、入り口が小さく、地元の少年が案内してくれていないと、見過ごしていたところでした。
比較的新しい建物ですので、レリーフなんかもとっても綺麗に残されていました。

中庭に面した壁に施されたレリーフ。文字はもちろんシュリヤーニ語。
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こちらは、礼拝堂内部の様子。内部はかなり広々としていて天井も高く、清々しい雰囲気でした。
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ここマルディンには、教会が9つもあると言われているのですけれど、実際に今も活動しているところは、数箇所のみ。近年になって、この地方の治安の悪さや経済状況の悪化などによって、シュリヤーニの人達がイスタンブールなどの都会や、またアメリカやヨーロッパなどへ移住していき、信者の減少が著しいのだそうです。
この聖マリア教会の近くにあるアルメニア教会の『モル・ユスフ教会(Moe Yusuf Kilisesi)』や、
町の下方にある2世紀に建立されたマルディン最古の教会・『マル・ミハイル教会(Mar Mihail Kilisesi)』といった教会は、活動休止中だということで、見学は無理でした。
それでも、細々とでもしっかりと自分達の信仰や文化を守り続けて来られているシュリヤーニの方々、頑張って欲しいものです。


※注 シュリヤーニ(Süryani)・・・シリア人、またはアッシリア人(現代アッシリア人)とも呼ばれる人たち。祖先はアッシリア人であったことから、こう呼ばれているそうです。
以前の記事では、シュリヤーニ=シリア正教会徒という書き方をしていたんですけれど、実はシュリヤーニの人達の全てがシリア正教会徒というわけではなく、カトリック(シュリヤーニ・カトリック)の信者の方もいます。
また、シリア正教について、とても詳しいサイトがありましたので、興味のある方、参照してみて下さい。こちら です。

で、マルディンといえば、ここを訪ねないわけにはいかない、素晴らしい修道院があります。
続きは、 からどうぞ~。


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続き・『デイルゥル・ザファラン修道院』
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by yokocan21 | 2008-04-09 21:04 | 旅・散歩  

最近食べたもの・あれこれ

マルディン紀行を楽しみにして下さってる方、すみません、今日も脱線します。
子供が昨日の夜から風邪をひいてしまい、看病やら何やらで今日はちょっと疲れ気味。
なので、記事もサラサラッといってみます。(って、疲れてるんなら、早く寝ろよ~!という声が聞こえてきうそうです)

最近、外で食べたもの色々。

f0058691_6481789.jpgまず、私の大~好きなラフマージュン(Lahmacun)

薄~いピザ生地のような皮にスパイシーな挽き肉やトマトソースなどを乗せて、石釜で焼いたもの。

この薄い皮がパリッパリッで、ソースはピリッと辛くって、たまらない美味しさ!
写真上にあるロメインレタスやトマト、パセリ、玉ねぎスライスなどを乗っけて、レモンを絞って、クルクルと巻いて食べると、んもぉ~っ、至福のひととき♪

ラフマージュンは、トルコのどこの町ででも食べられるとってもポピュラーな食べ物ですけれど、南東部地方が発祥の地、ということもあって、ここディヤルバクルでも美味しいお店がたくさん。
お昼ご飯や、ちょっとおなかのすいた時のおやつ、はたまた軽めの晩ご飯など、手軽に食べられて、とっても便利なのです。


f0058691_6485912.jpgで、ラフマージュンに合う飲み物といったら、やっぱりアイラン(ayran)
塩味のヨーグルトドリンクです。
ピリッと辛い食べ物にもよく合って、さっぱり美味しい冷たい飲物は、ケバブなどお肉料理には欠かせないものなんですよね。

このアイラン、私が執筆させて頂いてます『ABガイド記事』の最新の記事でも載せて頂いていますので、よろしかったら参照して下さい。



で、こちらは、ペルデ・ドルマス(Perde dolması)というちょっと珍しいもの。
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近くのケバブ屋さんがお昼に煮込み料理も出していて、それがなかなかに美味しいんで、たまに食べに行くのですけれど、ある日のメニューに載っていたのがこれ。
何だと思いますかぁ?

こちらは、それを切り開いたもの。↓
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実は、羊の胃袋(イシュケンベ=işkembe)にお米や羊肉・スパイスなどを詰めてピリ辛トマトソースで煮込んだもの。
一緒に食べに行ったダンナが頼んだものなんですけれど、私も一口味見。
うーっむ、ダメかも.....。やっぱり私は、羊の内臓系は苦手です。あの独特な羊臭さが苦手で。
スタッフィングだけなら、美味しいと思うんですけれどねぇ。

そういえば、東部や南東部地方には、羊の腸にこれと同じような詰め物をして茹でた、ムンバル(mumbar)というものもあるんです。
あれも、ダメだったぁ.....。
羊の内臓ものは、なかなかに手強いです。(ムンバルに興味のある方、こちらに画像があります)

で、羊ついでに、こんなものも。
頭(ケッレ=kelle)のオーブン焼きです。(先に茹でたものをオーブンで焼いてあります)
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これ、ダンナの大好物で、時々思い出したように食べたくなるそうで、そういう時はお気に入りの
ケッレの美味しい食堂へ駆け込んでいます(!)
食べやすいように、予め割った状態で出されます。
よーく見ると、あごに歯が付いているのがわかります.....。ひぃ~~~。
これも、私はダメでして(見た目で惨敗!)、脳みそだけを少しわけてもらってます。
脳みそは、私が珍しく美味しく食べられる羊臓物系の唯一のもの。カニ味噌やウニが大好きなんですけれど、それらにかなり似たお味!
子供は、頬の肉を好んで食べています。

また、ケッレを茹でた時のスープも、立派に美味しいのだそうで、これもまたダンナの大好物。
おろしニンニクやレモン汁、お酢などを加えて飲みます。

ちなみに、旧市街の市場では、羊の頭や内臓などは、このようにして普通に売られているのですよ。 (頭の左横にあるのは胃袋、ぶら下がっているのは腸)
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ちょっとキッツイものが続きましたので、普通のものも。
鶏肉の串焼き(タヴック・シシ=Tavuk şiş)。骨付き鶏肉です。

上のケッレのお店のものなんですけれど、適度に辛くって鶏肉も柔らかくってジュ-シー。私がよく注文します。
付け合せの唐辛子、たまーにむっちゃ辛いのに当たることがあるんですよねぇ。今回は、甘めのものでしたので、ホッ。


食い倒れの町・ディヤルバクルならではの、濃~い食べ物あれこれでした。


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by yokocan21 | 2008-04-05 07:00 | トルコ料理