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ハサンケイフ紀行・続編

ハサンケイフ(Hasankeyf)第2弾です。

この辺りには、5000とも6000ともいわれる洞窟があり、古代より人々がそこで生活してきました。そして、この洞窟での生活は延々と続き、ほんの30年ほど前まで住居として使われていたそうです。
1970年代、当時の政府が危険だからと住民を強制的に麓へと移住させたそうです。現在は、コンクリート造りの普通の家に住んでいます。〝夏は涼しく冬は暖かい〟洞窟での生活を懐かしむ人が少なくない、とのことです。

岩山に彫られたたくさんの洞窟住居跡。現在の町は、この岩山の向こう側です。
これらの洞窟、一時期はイスラム教徒に迫害されたキリスト教徒の隠れ家になっていたこともあるそうです。カッパドキアの洞窟住居と様相が似ていますね。
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f0058691_7354434.jpgこちら、険しい岩山に作られた城塞
城塞の右手にはティグリス川が流れています。頂上付近にある小さな窓は、小宮殿の窓。


この城塞にも無数の洞窟があり、紀元前何十世紀も前から住居として使われてきました。
町としての作りが出来上がったのは、いつ頃なのかは不明。
363年にビザンチン帝国がこの岩山を頑丈な城塞として築き上げました。
その城塞をより強固なものとし、城門を付け加えたのがアルトゥク朝です。
城塞の中には2つの秘密の階段があり、その内のひとつは、岩が崩壊した際に表に現れてきたそうです。
アルトゥク朝時代、その後のアイユーブ朝時代も、城塞内に水を汲み上げ池に貯めていたようです。

f0058691_737157.jpg城塞に登るには、入り口で入場料を払って入ります。
どこからか男の子がやって来て、私たちのガイドをしてくれると言いました。
感じのいい素朴な少年で、聞くと地元の高校生だそうです。ちゃんとガイドの免許も持っているとのことですので、では、と案内してもらうことにしました。

(写真は、城塞の入り口。大手門。)


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城塞内には、アルトゥク朝の大宮殿と小宮殿、数え切れない程の洞窟住居、お墓や霊廟、それにアイユーブ朝時代のウル・ジャーミィ(大モスク)などが点在しています。
それでは、これからこの城塞の様子を紹介いたします。

(写真は、城塞より町の奥を撮ったものです)


城塞のてっぺん付近にある、アルトゥク朝時代の小宮殿跡
元々は礼拝場だったところに、マルディンからお后を迎えるにあたって宮殿を造ったもの。
以前は、中まで入って、小窓から眼下に広がる町の様子やティグリス川を眺められたようなのですけれど、保存状態の悪化で、今は立入り禁止。
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城塞より眺めた
向こう側のは現在の橋。もちろん車も通れる大きな橋です。
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ここで、前回書き忘れたので補足します。
この橋は、当時は跳ね橋だったそうで、跳ね橋としては世界で初めてのものだったそうです。
ま、世界初かどうかは信憑性に欠けますけれど、12世紀に、それだけの技術があったということは確かなことですよね。当時のイスラム世界の技術がいかに高かったか、ということですね。

頂上付近を散歩していると、突然にわか雨が降ってきました。
雨宿りには困りません!なんてったって無数の洞窟がゴロゴロしていますから~。近くにあった洞窟に逃げ込むことにしました。

で、駆け込んだ洞窟が、なぁんと教会跡だったんです。
(ガイド君が、それと知りつつここを指示してくれたようですね。感謝!)
内部には、ちゃんと十字架も彫られていましたし、かなり状態は悪かったですけれど様々なレリーフもありました。
そして、同じ洞窟中に、この教会と隣同士にモスクがありました。おぉっ、キリスト教とイスラム教の同居ですね!

これは、その洞窟の入り口にあったレリーフ。アラブ文字でコーランの一節が彫られています。
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その洞窟の窓から見た、アルトゥク朝時代の大宮殿跡
断崖絶壁の上に建てられた、難攻不落の宮殿。

雨が降って地面がびしょびしょになってしまい、あの大宮殿まで行くのは辞めにしました。
そして大宮殿のそのまた奥(もっと高い所)には、アイユーブ朝時代のウル・ジャーミィ(大モスク)があるそうなんですけれど、かなり朽ち果てているそうですし、そこもパスしました。


ちなみに、ここでよく出てくるアルトゥク朝とは、11世紀から15世紀にかけてこの地方一体を支配したトルコ系(トゥルクマン)の王朝です。

ようやく雨も上がり、麓に下りてきてちょっと休憩。
ティグリス川河畔には、木製の川床が造られていて、そこで魚料理やケバブなどを食べることが出来るんですけれど、私たちはお昼を食べてしまった後でしたので、その反対側にある洞窟を改装したカフェでティータイム。
(洞窟カフェの様子、何故か写真なしです)

川床の辺りから見た、ティグリス川対岸。
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右側の四角い建物は、ハマム(トルコ風呂)。
左側のはゼイネル・ベイ霊廟(Zeynel Bey Türbesi)。15世紀のアクコユンル朝(白羊朝)時代のもの。
近くまで行って見たかったんですけれど、うちの幼稚園児が「もう帰ろう~」と退屈してしまったので、諦め、次の町へ向けて出発しました。小さな子供には、何が何だかわけがわからないですものね、仕方がないです。

小旅行は、まだまだ続きます。


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★ダムに沈んでしまうかもしれないハサンケイフ
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by yokocan21 | 2007-05-30 08:06 | 旅・散歩  

ハサンケイフ紀行

先週末、近場で面白い町々をちょっと旅してきました。題して、「トルコ南東部・歴史を訪ねる旅」
ここディヤルバクルから1泊2日で周れる範囲に、なんとも興味深い町々が点在しているんですよ。その旅の様子をこれから順に紹介していきたいと思います。

まず第1回目は、独特な景観が最近人気の(トルコ国内で)、ハサンケイフ(Hasankeyf)

ティグリス川にかかる橋。12世紀・アルトゥク朝時代に造られた橋の橋脚部分だけが残っています。
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その昔は、ヒスン・カイファーと呼ばれたハサンケイフの町は、ローマ・ビザンチン時代から交通の要所として栄えてきました。
7世紀半ば、アラブ軍に占領され、12世紀にはトゥルク系のアルトゥク朝の首都となり、その後(1232年)アイユーブ朝が支配するも、13世紀半ば、モンゴル軍が侵攻してきます。
そして14世紀には再びアイユーブ朝の主要都市となり、繁栄しました。町に残る主な建造物は、この時代に建てられたものが多いようです。
15世紀にはオスマン帝国の領地となり、今に至ります。
なんとも複雑な歴史をたどってきた町ですね。

f0058691_448840.jpgチフト・メルディヴェンリ・ミナーレ(Çift Merdivenli Minare)、
訳して「2つの階段のミナレット」と呼ばれる、エル・ルズク・モスク(El Rızk Camii)のミナレット(尖塔)。
お互いを見ることの出来ない2つの階段がある、特に珍しい建築だそうです。
(てっぺんに、コウノトリが巣を作っていました)

エル・ルズク・モスクは、14世紀・アイユーブ朝時代に建てられたもの。
アイユーブ朝ということで、モスクの名前もアラブ風。


f0058691_450597.jpg側面に施された、数々の繊細なレリーフが、とっても綺麗。
これは、その一部。ミナレットの台座部分に施されたレリーフ。



f0058691_4532869.jpgエル・ルズク・モスクのミナレット(尖塔)と、奥に見えるのは、ビザンチン時代に造られた岩山の上の城塞。
次回の記事では、この城塞からのレポートをいたしますね!


それでは最後に、その日のお昼ご飯。
ディヤルバクルからハサンケイフに行く途中に立ち寄った、バトマン(Batman)という町で食べた、コレ。
f0058691_4553851.jpgビュルヤン(büryan)といいます。子羊の石釜丸焼き。
豪快にも、お店の入り口近くに、デデーンと吊るされていました。

これを細かく切ってピデという薄型パンの上に乗せ、再び石釜に入れ少し焼いて持ってきてくれます。


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とっても柔らかくって、心配していた羊臭さも全くなくって、とっても美味しかったです!
子羊本来の美味しさを味わえるお料理ですね。

このお料理、バトマンの隣町、シイルト(Şiirt)の郷土料理だそうで、地元でも大変人気のあるもののようです。
トルコ人が遥か昔、中央アジアで遊牧民だった頃を彷彿とさせられる、なんともワイルドだけど、羊をよく知る人たちでこそ出来るお料理ですね。
ダンナの知り合いの、バトマン在住の方に連れて行ってもらいました。さすが地元ッ子は、よくご存知。

ちなみに、このバトマンという町とその近郊は、トルコで唯一の石油の採掘が行われているエリア。
バトマン郊外では、何台かの掘削機が動いているのを目にしました。でも、掘削機といっても、井戸のポンプを大きくしたようなものでしたけれど。何だか、細々とした感じでした。もしかしたら、他に大々的に採掘をしている場所があるのかも。
トルコ南東部は、石油の一大埋蔵地・北イラクと国境を接していますので、石油が採れるのは当たり前でしょうか。

そしてこちらは、ハサンケイフの手前、ティグリス川の川辺に咲く一面のポピー(ひなげし)♪
まさに、この時期にだけしか見ることの出来ない光景ですよ~。いやぁ、こぉんなに凄いポピー畑は生まれて初めてでした~。
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【次回は、ハサンケイフ第2弾をお届けいたします!】

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《関連記事》 ハサンケイフ紀行・続編
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by yokocan21 | 2007-05-26 05:25 | 旅・散歩  

季節のフルーツとジュース

週末の旅の疲れがどどーっと出てきて(←年ですね)、何だか体が重いので、今日はサラサラっと、季節のフルーツのお話。

太陽がさんさん、緑が眩しくなってくると、美味しいフルーツの季節ですね。
今この時期、八百屋さんや青空市場でよくお目にかかるのが、このようなフルーツたち。
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この季節はやっぱりイチゴでしょう。トルコ語ではチレッキ(çilek)。

その横にあるのは、エリッキ(erik)と呼ばれる、まだ青いスモモ。このままカリカリとかじって食べます。塩を振って食べたりも。とっても酸っぱくって私はちょっと苦手。

奥にあるのは、ビワ。トルコ語では、イェニ・ドゥンヤ(yeni dünya)とかマルタ・エリーイ(malta eriği)と呼ばれます。
イェニ・ドゥンヤとは「新世界」、マルタ・エリーイとは「マルタのエリッキ」という意味です。
トルコでもビワは売っているんです。何となく東洋(日本や中国)のもの、というイメージがあったので、初めて見た時は不思議な感じがしました。日本のものよりは、ひとまわり小さめですね。

そして、もうすぐすると、私の大好きなサクランボの季節!
サクランボはもう既に出回っているんですけれど、まだちょっと早いようです。来月に入ったあたりからが甘酸っぱいサクランボの旬でしょうか。楽しみ~。
昨年の記事で、サクランボのことを書いております。)

ところで、フルーツも野菜と同じく、トルコの青空市場ではキロ単位売りなんですよね。
(スーパーでは、そうではなく、好きなだけ買って来れますけれど)
なので、痛みやすいイチゴを青空市場で買って来た時は、さっさと食べてしまわないといけないわけで。
ま、1/2キロを買って来た場合はすぐになくなりますけれど、ダンナに頼んだ時はまず1キロを買ってくるので、大変。

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そこで、こんなジュースにして飲んでいます。
適当に切った材料を、縦長の容器に入れて、ハンドブレンダーでガァーーっとやっただけ。
メインはイチゴで、あと、バナナやりんご、人参、ヨーグルト・牛乳が入っています。
これ一杯飲めば、結構おなかがいっぱい。
それに、栄養たっぷり。朝ご飯代わりになることも...。
おぉ、今日も健康的~!



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★そしてその後のヒヨコ豆
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by yokocan21 | 2007-05-22 05:06 | トルコの食べ物・飲み物  

ババガヌーシュ(ナスとターヒンのディップ)

5月に入ったあたりから急に暑くなったディヤルバクルです。
連日30℃を超えております。早くも夏本番の気配。

こうも暑くなってくると、そろそろ〝ナス〟の本番も近いということで、ナス好きな私には嬉しい季節です。日本では〝秋ナス〟といいますけれど、トルコでのナスは〝夏〟なんです。
トルコにはナス料理が数えられないほどあります。揚げたり、焼いたり、煮込んだり。
中でも私が大好きなのは、〝焼きナス〟アレンジのお料理の数々。そう、トルコにも焼きナス料理があるんですよ~。
ま、焼きナスといっても、日本のとは趣が全く違うわけですけれど。

例えば、
焼きナスの中身を、オリーブ油やおろしニンニク・レモン汁で和えたサラダ →「ナスのサラダ」。
同じく焼きナスの中身を、オリーブ油やおろしニンニク・ヨーグルトで和えたサラダ →「ナスのヨーグルトサラダ」。
そして、焼きナスの中身を、玉ねぎやトマトペーストと一緒に油で炒めたちょっぴり辛い前菜 →「ババガンヌッチ」。
この「ババガンヌッチ」は、トルコ南部の町アダナの名物料理です。
     (アダナについては、こちらこちらこちらをご覧下さい)
また、変わったことろでは、焼きナスの中身とベシャメルソース風のものを和えたものの上に、お肉のシチューを乗せた→「ヒュンキャール・べーエンディ」。

などなど、ざぁ~っと色々とあります。
そんな中でも、私が時々無性に食べたくなるものがあるんですよね。
↑に挙げたものは全部トルコのレストランでも食べられますけれど、今日紹介するものは、
レストランではまず見かけたことがないものなので、自ら作らなければならのもの!

その名は、『ババガヌーシュ(babaghanouj)』。
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焼きナスにターヒン(中東のゴマペースト)やニンニク・レモン汁を混ぜてペースト状にしたものです。
レバノンやパレスチナ辺りの中東地方のお料理(前菜)だそうですけれど、何故かご近所のトルコでは見かけないんですよね。
これによく似た材料で作る「フムス」は、トルコでも定番前菜として定着しているんですけれどね。

焼きナスさえ作ってしまえば、あとはフードプロセッサでガァーっとやればいいだけなので、とっても簡単!
ターヒンとの相性がとってもいいんですよね。これもまたフムス同様、パンやお酒が進む進む!

これ、トルコ料理ではないんですけれど、とってもお勧めなので、作り方を載せておきます。

ところで、アダナ名物「ババガンヌッチ」は、この「ババガヌーシュ」の派生したものなんでしょうか。似て非なるものなんですけれど...。

また、↑に書きました他の焼きナスサラダなども、その内紹介したいと思っています。お楽しみに~。

【追記】 melocotonさんによりますと、、〝ババガヌーシュ〟とは「自由奔放に男を誘惑する女」というような意味だそうです。
うへー、凄い。何とも妖艶な命名ですね。


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★とっても簡単、作り方★
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by yokocan21 | 2007-05-17 20:21 | その他料理・飲み物  

ラジオ出演

なぁんと私、ラジオ出演をすることになりました~!!!

5月16日(水曜日)、KBC(九州朝日放送)ラジオの「PAO~N・・パオ~ン」という番組(12:00から16:00)の中の、15:10頃からの「世界ウマウマハウマッチ」というコーナーに出演いたします。
トルコでの生活や文化、食ベものなどのお話をさせて頂きます。

うわぁ、生放送だし、今からドキドキです。

九州方面にお住まいの方、どうぞ聴いてみて下さ~い!
大阪弁のダミ声が九州地方に響きます...。ちょっと恥ずかしいけれど、実は結構楽しみ♪

お知らせでした。

*:…:*:…:*:…:*:…:*:…:*:…:*:…:*:…:*:……:*:…:*:…:*:…:*:…:

そして、お知らせついでにもうひとつ。

HPの方でメルアドを公開しています関係で、トルコに関しての問い合わせや質問などのメールを頂きます。
頂いたメールには必ず目を通して、お返事をさせて頂いております。
ところが、時々、返事が届かないということがあるようです。(悲)

何かの問題でメールが送信出来ていなかったり、頂いたメールが迷惑メールに入っていたり、ということが思い付きます。
迷惑メールに関しては、ほんと辟易しています。毎日わんさか。
チェックして、普通のメールだとわかると読ませて頂いてますけれど、たまにチェック漏れしてポイッってこともあるかもしれないです。

メールを書いて1ヶ月やそれ以上経っても返事が来ない、という方、いらっしゃいましたら、どうか再度送信してみて下さいませ。
よろしくお願いします。


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by yokocan21 | 2007-05-14 15:51 | お知らせ&バトン  

ヒヨコ豆の花&枝付きヒヨコ豆

先日書きました水栽培のヒヨコ豆、あの後、植木鉢に植え替えてあげました。そして何とか順調に成長をしてくれて、この度やっと花が咲きました!
わぁ~~~い♪
とりあえず、今年の目標は「花を咲かせる」でしたので、とにかく嬉しい~。子供も、花が咲くとやっぱり嬉しいらしく、朝起きてくるとまず、ヒヨコ豆の観察をしています。

つぼみは薄い黄色でしたので、花も黄色いのかなぁと思っていたら、〝白〟でした。
豆科の植物らしいお花ですね。
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アップです。↓
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かなり長い間を水栽培で育ててしまったので、どうもひょろひょろとしていて可哀想な姿なんですけれど、それでも、偉い!花が咲きました。
うーん、このまま成長を続けてくれると今度は実がなって...といきたいところなんですけれどね。
見た感じひ弱ですし、どう見ても栄養失調っぽいですし、豆になってくれることは期待しておりません。ま、昨年の失敗からすると大躍進(←大袈裟!)なので、私はこれで大満足です。
来年は(←えっ、まだやるのん?)、楽子さんのように、芽が出た時点で土に植え替えてあげましょう。

本来のヒヨコ豆の姿は、こんなのです。↓
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春から初夏にかけてよく見かけるのが、この枝ごとのヒヨコ豆。
町の青空市場や道端で、リヤカーや軽トラックの荷台で、わんさかと売っています。豪快、根っこごと引っこ抜いてあります。
意外と大きな植物のようで、全長1メートル近くあるんです。↓
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好きな人は、皮を剥いてそのまま生でポリポリ食べるようですけれど、私はちょっと苦手なので茹でてみました。少し塩をふって食べると、甘味があってとっても美味しいんですよ~。ちょっとグリーンピースに似ているでしょうか。
生のヒヨコ豆は、こんなのです。↓ とぉっても綺麗な緑色。
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そして、salahiさんのマネをして、こんなものも作ってみました。
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茹でた生ヒヨコ豆に、レモンを絞ってターヒン(ゴマのペースト)とヨーグルトを混ぜて塩で味付け。
仕上げにクミンパウダーと、イソット(isot)という唐辛子パウダーをパラパラと。
これが、すこぶる美味しかったです!
豆のホクホク感がなんとも言えず心地よくって、ターヒンのコクとヨーグルトのまろやかさがとっても上手くマッチしていました。

この枝ごとのヒヨコ豆は、ほんの僅かな期間しか目にすることが出来ないので、今の内にせっせと食べておかないと。
自分で育てたヒヨコ豆で作ると、もっともっと美味しくなるんでしょうねぇ。うーーーん。
まだまだ豆ラーな日々は続く~。

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豆ラーさんたち、この指止まれ~!


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by yokocan21 | 2007-05-11 06:34 | 普段生活  

トルコでの「地球に優しいこと」

またまた今年も「アースデイ」(4月22日)を遥かに過ぎてしまってからのアースデイ絡みの記事です。
昨年の記事でもちょっと触れています通り、ここトルコは〝地球に優しい〟とは言い難い国なんですけれど、それでも中には環境問題に真剣に取り組んでいる素晴らしい人達も大勢いるんです。
そんな中から、今回は私がとっても共鳴している団体のお話をしたいと思います。
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           (画像はGoogleイメージより

その団体の名は、『TEMA』。
正式には、『Türkiye Erozyonla Mücadele Ağaçlandırma Ve Doğal Varlıkları Koruma Vakfı』。
訳して、「トルコ・土地浸食と戦うための植林と自然の豊かさを守る財団」。

早い話が、荒れた土地に植林をしてこの国の豊かな自然を守っていこう、という団体なんです。
主な活動として、
・土地浸食、不毛化、砂漠化、汚染、誤った農業技術、目的外の土地利用 の防止
・自然破壊に向かう、国内外の様々な行政や政治的・経済的な圧力と戦い、問題解決に努める
・生物学の多様性や土・水など天然資源の保護と、効率性と持続性を管理していく
・自然保護に関する方針が政府によって示され、必要に応じた法規が作られ、国際的な規約が守られているかを確かめる

とまぁ、少々硬い言葉が並んでいるわけですけれど、言わんとしていることは要するに自然保護です。

この財団を知ったのは、イスタンブールに住んでいた時、ダンナの勤務先でこの財団への寄付を募っていたのがきっかけなんです。
仕事先からちょっとしたパンフレットを持って帰って来て、わずかながらでも寄付しようと話をしました。もちろん私は二つ返事です。

というのにはちょっとした理由があるんです。
昔、友人とトルコ国内を旅していた時にまで話は遡りますが。
通りがかった中央アナトリアのある村で結婚式があり、私たちも参加させて頂きました。(トルコでは、旅行者でも気軽に結婚式などに招き入れてくれるんです)
そうこうする内に日が暮れかけ、小さな村には泊まる所などありません。そこで村のモスクのイマーム(イスラムの僧)がお宅に招いてくれたんです。夕食をご馳走になり、親切にしていただきました。
そして次の日は、皆朝早くから起きだして何をするのかと言いますと、裏山へ柴刈り(というよりは、薪刈り)に行くんです。

その村では、昔から薪を燃料にしているんです。
私たちも付いて行くことにしました。ご近所総出で、テクテク裏山まで行きます。
そして、そのとき目にした光景がいまだに忘れられないんです。
林道に沿って、見事に木が刈られていたんです。それはあまりにもショックで涙が出そうでした。トルコの内陸部は、高い山は除くと殆どは「うっそうとした森」とは言い難い、「林」といっていいような森なんです。なので、木を刈るのには大して苦労はいらないのでしょうか、何年もの間に延々と刈られてきた森の姿がそこに広がっていたんです。

国や県も、伐採に対して殆ど何も対策をしていなかったんでしょう。村の人たちは好きなだけ木を伐採し続けていたんですよね。植林なんて意識もなかったようです。

ダンナが持ち帰ってきたパンフレットを見て、あの時のショックが蘇ってきました。
私たちにでも、何かは出来るかもしれないです。
そして微力ながらも応援させて頂いているのが、この『TEMA』のプロジェクトなんです。
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        トルコ内陸部の山の様子(画像はGoogleイメージより)

あれからもう何年も過ぎているんですけれど、あの村の裏山は一体どういう姿になっているんでしょう。もしかしたら、何らかの対策が取られ、植林もされているかもしれないです。
森を守るということは、ひいては私たちの生活を守るということに繋がってくるんですよね。トルコの豊かな大地、どうか荒れたままにしないで欲しいです。


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今年はFI界にも環境保護旋風が!
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by yokocan21 | 2007-05-08 04:28 | トルコのこと  

旧市街の食品市場

先週末、ちょっと用事があって出掛けてきた旧市街(城塞内)。
この町を代表するモスク、ウル・ジャーミィ(Ulu cami)の通りを挟んだ向かい側、大通りをちょっと入り込んだ所にある食品市場です。

路地といってもいいような細道の両側に広がる、生鮮食品街です。
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f0058691_17462843.jpgこちらは、主に乾物を扱っているお店。
屋根からぶら下がっているのは、乾燥オクラ。
細切れ肉とトマト味で煮込んだり、スープに入れたりします。



トルコの朝食に欠かせないオリーブとチーズの数々。
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この町の特産チーズは、三つ編みにした「オルグ・ペイニル(Örgü peynir)」というもの。ちょっと塩味が強いので、塩抜きしてから食べると、とっても美味しいんです。コクのある味です。
写真一番左端に並べられているんですけれど、ちょっと見えないですね...。

平たいチーズ(名前はわからないです)や、イラン国境に近いワン(Van)という町の特産、「オトゥル・ペイニル(Otlu peynir)」というハーブ入りチーズなど、個性豊かなチーズが揃っています。
トルコはさすが元遊牧民族、チーズの生産が盛んで、地方ごとに特色のあるチーズが作られています。

こちらは、近くを流れるティグリス川で捕れた川魚たち。
名前、教えてもらったんですけれど、見事に忘れてしまいましたぁ。とにかく大きいんで驚きました。コイやナマズも捕れるそうです。
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この市場で一番よく目に付くのが肉屋さん。
元遊牧民、肉食の国、特にこの地方は肉料理が盛んなので、なるほど~です。
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店先には、こぉんなものたちがどどぉっと~。
はい、羊の内臓です。
ぶら下がっているのは、腸と胃袋。手前は、掃除された胃袋でしょうか。奥には頭と足。
私たち日本人が魚を余すところなく食べるのと同じで、トルコ人は羊を余すところなく食べるんです。
毛は言うまでもなく、毛糸にして絨毯やキリムとして、皮は衣服になりますよね。
内臓はそれぞれ綺麗に洗って、胃袋だとスープにしたり、肝臓や心臓などの臓物は主にケバブに、腸はムンバルやスジュックという腸詰めにしたり。オスの睾丸も食べますよ(ケバブが美味しいらしい)。
そして、頭は茹でてオーブンで焼いて食べたり、スープにしたり。
足も茹でで焼いたり、スープにしたり。
この、頭と足のスープはうちのダンナの大好物~。ケッレ・パチャ・チョルバス(Kelle Paça çorbası)といって、臓物を扱っているレストランでは、定番スープです。おろしニンニクやレモン・酢と一緒に食べます。(ちなみに私はちょっと遠慮します...)

f0058691_17494752.jpg頭(ケッレ kelle)のオーブン焼き。
うぅっ、グロテスクーーー。
その奥には、足のオーブン焼きが。
買い物に来ていたおばさんが、手にしようとしています。
トルコの人達、こうゆうものを見ると、遊牧民の血が騒ぐんでしょうねぇ。



ちょっと見苦しい写真が続いたところで、今度はキンキラの世界へ。
何となく中東チックな雰囲気なこのアーケードは、ハサンパシャ・ハン(Hasan paşa Hanı)という商業館の中に広がる貴金属店街。
この食品市場はこの建物の横にあります。
トルコでは、金(ゴールド)は換金性のあるものなので、アクセサリーというだけではなく、資産としての位置付けもあるんです。
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で、最後に、この市場へ出掛けていったわけ。それは、これを買うためだったんです。
イソット(isot)と呼ばれる、乾燥唐辛子粉。
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ディヤルバクルの隣町、ウルファという町の特産で、私の住んでいる地区ででも売っているんですけれど、やっぱりこういうものは、こういう市場で買うものが一番美味しいんですよね。
かなーり黒味がかった色艶のよいもので、味ももちろん濃~いですし、香りも独特のものがあるんです。
そして、何よりもとぉっても辛い!でも、辛さが嫌味なものではなくて、後味を引く美味しさ。これを使うと他の唐辛子粉は使えないです。もう、我が家には無くてはならないものになっています。

ディヤルバクルの昔ながらの市場の様子をわかって頂けたでしょうか。規模的には、決して大きなものではないんですけれど、この町独特の濃い雰囲気が伝わっていればなぁ、と思っています。

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世界の食材マーケット(市場)


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by yokocan21 | 2007-05-03 17:57 | ディヤルバクル