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ピーマンのドルマ・オリーブ油の冷製

久しぶりにピーマンのドルマを作りました。

「ドルマ」といえば、トルコ料理の代表格ですね。
今回のは、ピーマンにお米や玉ねぎ・各種スパイスを混ぜたものを詰めて、オリーブ油で煮、冷たく冷やしていただくものです。

この町で見かけるピーマンは、大きくって肉厚で、ドルマにはちょっとし辛いんですよね。
特に、このように〝オリーブ油の冷製〝にするには、小ぶりで皮の薄めの方が美味しいので、何だかでっかくて分厚い皮のピーマンを見るたびに、「あーあ...」とため息でした。
ところが先日、いつもの八百屋さんに、まさに〝オリーブ油の冷製〝用なピーマンが売っていたのです。

早速、作ってみました!
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我が家は、皆がドルマ好き♪ なので、いつものように大量製作です。
ちょうど、夜にダンナの友達夫婦がお茶をしにいらしたので、ついでにこのドルマをケーキと一緒に、お茶請けに出してみました。

前菜として大活躍なオリーブ油の冷製・ピーマンのドルマ。
トルコでは、お茶請けとしても喜ばれます。ちょっと小腹がすいた時のおやつ代わりにもなりますよね。いつものことながら、あんなに大量にあったドルマ...あっという間になくなってしまいました。

ところで、ディヤルバクルでドルマというと、挽き肉を詰めたものが主流です。
土地柄、オリーブは採れないので、〝オリーブ油の冷製〝を作る文化はないのですよね。なのでレストランでは、必然的に、挽き肉を詰めたものが出てくるわけなんですけれど、どれもこれも、これでもか~っ!という位に辛いのが難点。そして、↑に書きましたように、ピーマンがでかい。食べきれません。

そんなディヤルバクルにあって、ピーマンのオリーブ油の冷製ドルマが食べられたことって、とっても嬉しいひとときでした~。

※作り方は、HPの方に載せてありますので、こちらを参考にして下さい。
 また、オリーブ油の冷製ドルマの別ヴァージョンとして、キャベツで巻いたものがあります。
 それは、こちらからどうぞ。
 同じピーマンの詰め物でも、こちらは、挽き肉を詰めた温かいお料理です。

色々とバラエティーに富んで、楽しいトルコ料理♪。

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by yokocan21 | 2006-10-30 05:49 | トルコ料理  

ディヤルバクル様式の家・その1

旧市街、ウル・ジャァミーの横の路地を入って行ったところにある、「ジャーヒット・ストゥク・タランジュ博物館」。またの名を「文化博物館」です。(Cahit Sıtkı Tarancı Müzesi)
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アクコユンル時代(※注)の建築様式の流れを汲んだ、オスマン時代の建造物だそうです。何と、1733年の建造です(むっちゃ古いです)。後にタランジュ家のものになったようです。
トルコの有名な詩人ジャーヒット・ストゥク・タランジュ(1910年~1956年)の生家でもあります。
その後、1973年に国が買い取り、今の博物館になったということです。
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文化博物館ということで、当時の人々の生活をわかりやすく展示してあります。当時の女性の着ていた服や、台所用品、インテリアなど、この地方ならではのものもあります。
驚いたのが、部屋の火鉢のようなもので料理をしているところです。昔よく祖父が火鉢でおもちを焼いていたのを思い出してしまいました...関係ないですけど...。
そして、ジャーヒット・ストゥク・タランジュが生前使っていた物や本、直筆の手紙や写真などが展示された部屋もあります。


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木々が茂り、噴水のある広~い中庭をぐるっと囲むように建てられた邸宅は、全体に黒い玄武岩で作られていて、いたるところにジズ(ciz)とかケハル(kehal)と呼ばれる独特の白い装飾が施されています。
白いペンキで塗られているようにも見えるんですけれど、まさか。漆喰でしょうか。
この装飾には、さまざまな文様があって、それぞれに意味があるんだろうなぁなどと、その美しさに見とれていました。



大小合計14個もの部屋があって、台所や食物貯蔵庫・お風呂などもあります。現在残っているのは、ハーレム(女性用部屋)だけのようですけれど、何と、そこには素晴らしい工夫がされているんです。
家は、中庭をぐるりと四方を囲むように建てられています。そしてその各方角に合わせて、夏部屋(北側)・秋部屋(西側)・冬部屋(南側)・春部屋(東側)と分けられているんです。暑い夏は涼しく、厳しい冬は暖かくという、自然を上手く利用した効率的な生活ですよね。

建築材に使われている玄武岩も、30cmほどもある厚さで断熱効果もバッチリです。北側にある夏部屋は、さすがにひんやりとしていました。

現在のディヤルバクルでは、このような様式の邸宅は殆ど残っていません。残っていたとしても手入れが不十分で朽ちかけていたり、全く住めるような状態ではないものが殆どのようです。トルコが近代化していくにつれ、家屋も西洋式のアパートにどんどん変わっていったようです。
伝統的な家屋には、そこの土地土地にふさわしい工夫がいっぱい詰め込まれていると思うんです。(日本しかり、トルコもしかり)
それなのに、別の方向に向かっていってしまったことは、とっても残念です。

最近は、日本では伝統に帰ろうという動きがあちこちで出てきているようですね。古い伝統的な家屋を維持するのは、とっても大変なことだと思うんですけれど、頑張っている人達が少なからずいらっしゃる、ということは事実。いい傾向ですよね。
トルコでも、一部ではそういう動きがあるようですので、今後に期待したいです。

(※注) アクコユンル・・・・・14世紀後半から1508年にかけて、アナトリア東部からイラン西部にかけて支配したトルコ系のイスラム王朝。白羊朝。

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【おまけ】  この博物館の横の路地から、ふと後ろを振り返ると、ちょうどウル・ジャーミィのミナレット(尖塔)が見えました。先っちょが鉛筆みたいで可愛いんです♪(見えるでしょうか)


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by yokocan21 | 2006-10-13 05:33 | ディヤルバクル  

ラマザン時期の風物詩

ただ今トルコは、「ラマザン」真っ只中。ラマザンとは、イスラムの断食月のことです。

ここディヤルバクルでは、このラマザン中にだけお目見えする風景が、これ↓。
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道端のチー・キョフテ屋さん
夕方近くになると、メインストリートのあちこちに、こういった即席チー・キョフテ屋さんがバタバタと店出しを始めます。そう、イフタール(※注)に合わせての準備です。仕込みは勿論、店先で。1時間ほどかけて、こねこね、練っていきます。

小さなレストランやロカンタ(食堂)、はてまたパスタネと呼ばれるお菓子&ケーキ屋さんまでもが、この即席チー・キョフテ屋さんを展開しています。自分の店先に、ちょこっとテーブルを出してやっている所が殆どなんですけれど、週末は、閉まっているお店の前で、ドーンと店開きしている所もあります。
この写真のお店は、かなりのスペースです。

直径1メートルはあろうかと思われるチー・キョフテ専用のたらいに一杯のチー・キョフテ、これが夕刻までに全て売り切れるって言うんですから、びっくりです。

これらのお店は全て、テイクアウト専用です。おうちに帰って、イフタールの時に食べるわけですけれど、一日中何にも食べていない胃袋に、いきなりこ~んなに辛いチー・キョフテを入れてしまっていいんでしょうか。
胃袋、びっくりしないのかなぁ...。
この町の人達は、子供の頃から辛いものを食べ慣れているためか、胃袋も辛いもの仕様に出来ているんでしょうかねぇ。どうなんでしょう。

普段も、レストランでは普通にチー・キョフテを食べられるんですけれど、何故にこの時期だけ、こ~んなにたくさんの屋台が出てくるのか、どうも不思議。

チー・キョフテ好きな我が家も、勿論夕食時には時々チー・キョフテを食べています。
でも、うちは断食はしないのですけれど、こういう美味しそうな光景を見てしまっては、やっぱり食指が動きます。ぶらぶら出掛けたついでに、買ってきてしまいます。
ただし、道端のものは衛生的にちょっと...ですので、うちはいつもレストランでテイクアウトです。
(仕込みの段階から道端ですし、付け合せの野菜なんかも、テーブルに置いたまんまですし。ここは埃っぽいディヤルバクル。)

そして、こういうものもよくお目にかかります。
さて、何でしょう。
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     ↓
     ↓
     ↓

「羊の頭たち」です。
これは、さすがに新市街の方では、まずお目にかかれないですね。濃~い旧市街のメインストリートに、鎮座しておりました。
好きな人には、たまらないものなんですよね。ええ勿論、横にいたダンナは、じぃーっと見つめておりました。結局、買わなかったんですけれど。車や人通りの多い道端→埃かぶってる。そして、いかにも辛そうな色。
チャレンジ出来なかったようです。

1ヶ月続くラマザンも半分以上が過ぎ、残すところあと13日です。
この時期は、普段あまり宗教を意識していない人達でも、ちょっと神聖な気持ちになったりするようです。いつも以上に神を感じる時期でもあるんですよね。
そしていよいよ23日からは、楽しいラマザン・バイラム(断食明けのお祭り)が始まります。断食の苦行に耐えた者の、感謝と祈りのお祭りです。

※注 「イフタール」・・・断食明けの夕食。

「チー・キョフテ」については、過去 こちら と こちら に記事を書いていますので、ご覧になって下さい。

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by yokocan21 | 2006-10-10 15:39 | ディヤルバクル  

ご無沙汰しております

大変、大変、ご無沙汰しております。
日本への里帰りからはもう、とっくに帰ってきております、実は。なのになのに、全く何の音沙汰もなく、失礼しております。

いつもそうなんですけれど、日本から帰ってきた後というのは、しばらくの間、頭がぼぉっ~としているんですよね。どうも気力が抜けてしまって...。時差ボケならぬ、日本ボケ?いかんいかんと思いつつも、だらだら...だらだら...。

で、ここらでちょっと気合を入れてっと。、ブログ復活です♪

この3ヶ月弱もの間、全くの放ったらかし状態にもかかわらず、毎日たくさんの方に訪問頂いていたようで、ほんとうに有難うございます。嬉しい限りです♪
復活したからには、頑張って更新していきますので(といっても、今までのように、のらりくらりですが...)、これからもどうぞ宜しくお願いいたします!


そして、ここからはディヤルバクルからのお話。
日本は、やっぱり色んなものがほんっとに美味しくって、食べものの種類も豊富ですしね、よかったなぁ~。
・・・まだ日本をひきずってる?いえいえ。

でももちろん、ここディヤルバクルにも美味しいものはたくさんあるわけでして。そのひとつがこの「サチ・タヴァ」です。鉄板の上で炒めた羊肉のトマトソースがけ、です。トルコ南東部地方の濃~いお料理。お肉はジューシー、唐辛子も入っていて、ピリピリ、とっても美味しいです。
「わぁ、帰って来たなぁ~」という感動の一瞬でした!

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ディヤルバクルのレストランでは、このサチ・タヴァと一緒に、ピルゾラというラムチョップの炭火焼きが付いてくることがよくあります。(写真、わかりますか?)シンプルに焼いただけのものなんですけれど、お肉そのものが美味しいんで、二倍得した気分になれるんです。

そして、お肉料理には、これ!「アイラン」ですね。泡のブクブク立った自家製アイランです。(写真上)。
↓の記事でも紹介しましたように、銅製の容器に入って、スプーンですくって飲みます。

お肉の周りにあるのは、「ラワシュ」という、インドのチャパティのようなもの。この地方の主食です。いわゆるトルコパンも勿論たくさん売っているんですけれど、地元の人達はこの「ラワシュ」や、「ピデ」といわれるナンのようなものを主に食べているようです。
なので、レストランでもトルコパンが出てくることはまずなく、「ラワシュ」や「ピデ」が殆どです。

写真右にあるのは、「エズメ」というトマトと唐辛子の辛~いペースト。

今回訪れたレストランは、旧市街(城壁の中)にある、ディヤルバクル様式の昔の邸宅を改装したところです。外からはただの壁にしか見えないのですが、一歩中に入ると、中庭があり、その周りを重厚な石作りの建物がぐるりと囲んでいて、なかなか風情のある建物です。
ディヤルバクル様式のお家の様子は、後日いつか紹介したいと思っています。

こんな感じです。
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復活第一弾は、やっぱり食べ物のお話になってしまいました。このブログはどうも食べ物中心でいきそうです。こんなんですけれど、これからも宜しく♪


【追記】 「サチ・タヴァ」の「サチ」とは鉄板のこと。「タヴァ」とは揚げるという意味です。

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by yokocan21 | 2006-10-04 20:40 | 普段生活