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旧市街の食品市場・パート2

ここ1週間ほど、お天気の良い日が続いています。といっても、昼間でも7~8℃といったところですけれど。
気温は高くはなくても、陽だまりはポカポカととっても暖かくって、外に出るのが楽しみな毎日。
そんなある日、全く改善を見せない咳コンコン退治をしようと、旧市街にあるハーブ屋さんへ行って来ました。

トルコには、気候的なものからか自然のハーブが至るところに生えていて、町にはドライハーブを売るハーブ屋さんもあるんです。そのハーブを使った様々なエッセンシャルオイルも作られています。
ここディヤルバクルでハーブ屋さんというと、やっぱり旧市街の市場の中のお店が、扱っている種類も豊富だし色々と相談にも乗ってくれますので、何かと便利な存在です。

まず、今回の目的は「咳」によく効くといわれている〝リンデン(ウフラムル=ıhlamur)〟。
スーパーでは、ティーバッグのリンデン茶もよく売られているんですけれど、やっぱり葉っぱそのままのものでお茶を煎れた方が効き目は大かなぁ、と思って。
このリンデン茶をちょっと濃いめに煎れて、蜂蜜とレモン汁を加えて飲むと、風邪によく効くとよく聞きます。我が家では、別に風邪をひいていなくても、よく飲むハーブティーです。

こちらの写真、左側がリンデン。 ↓
右側の黄色い花は、おそらくヤロウでしょう。トルコ語では、civanperçemi(ジワンぺルチェミ)。
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この店には、見たこともないような不思議な珍しいハーブも色々と揃っています。
例えばこれは、カンゾウ(甘草)。トルコ語では、meyankökü (メヤンキョキュ)。これも、咳や喉の痛みに効くそうです。 ↓
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これらは、全て。ゴマやケシの実など、トルコではパンやケーキ、クッキーなどによく使われるお馴染みのものから、全く知らない種まで、色々。 ↓
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こちらは、ナチュラルソープ。 ↓
エーゲ海地方では、特産のオリーブ油を使ったオリーブ石鹸がよく作られているんですけれど、この地方では、ハーブエッセンス入りの石鹸が主。無骨な手作り感がなんともいい感じ。
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この市場は、食料品を扱っているお店が殆どですので、このような乾物屋さんも何軒もあります。

旧市街の食品市場・パート2_f0058691_2093745.jpg真ん中のものは、〝キョメ(köme)〟とか、〝ジェヴィズリスジュック(cevizlisucuk)〟とか呼ばれるもの。
クルミを、クワの実を煮潰した水あめや蜂蜜で固めたもの。輪切りにして食べます。
むっちゃカロリー高そうで怖い。でも、美味しい~。
右奥の濃い茶色をしたものや、左側の薄い茶色のもこれと同種類のもの。

右横にあるものは、〝ぺスティル(pestil)〟と呼ばれるもの。
主にクワの実や干しアンズのペーストを潰して、滑らかに平らにして干したもの。そのまま食べます。
写真のはべージュ色なので、クワの実バージョンでしょう。

左奥の、薄緑色した三角形のものは、ピスタチオの粉末を、ぺスティルで巻いたもの。
フストゥクル・サムサ(fıstıklı samusa)といって、南東部地方で見かけるものです。

こちらが、そのUP。
旧市街の食品市場・パート2_f0058691_20105245.jpg
これに使われているぺスティルはブドウで作ったもの。
ブドウで作られているためか、ちょっと酸味があって、でも甘くて、中のピスタチオが香ばしくって、
何だか不思議な美味しさ。


ちょっと珍しいものばかりを集めて紹介してみました。
前回書きました、「旧市街の食品市場」の記事と合わせてご覧頂けると、ディヤルバクルの市場の様子をもっとわかって頂けるかなぁと思います。

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by yokocan21 | 2008-01-22 20:18 | ディヤルバクル  

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