ガーズィ・キョスクでお茶

ディヤルバクルの秋は、あっという間に始まりあっという間に去ってしまいます。夏からいきなリ冬になってしまうようなものなんです。
小春日和を思い存分に味わえる期間というのは、ものすごく限られていて、日本のようにゆったりと秋の季節を楽しむ、ということは殆ど不可能...。
なので、どんよりとした冬の季節が始まらない内に、心地良いお天気の日が続いている間に、〝短い秋〟を楽しみに~。
で、ある日のお昼下がり、ポカポカ陽気に誘われて、まったりとお茶でも。

向かった先は、こちらでも紹介しております、ガーズィ・キョスク(Gazi Köşkü)
ここのお庭には、ちょっと個性的なオープンエア・カフェがあるんです。ま、カフェというよりは、トルコで言ういわゆる〝チャイ・バフチェシ(çay bahçesi)〟=訳して、〝チャイの庭〟です。

お庭の雰囲気はこんな感じ。
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木々に囲まれた庭には、高床式のお茶の間(?)が並んでいます。この高床式のお茶の間、私はトルコではここでしか見たことのない珍しいもの。この高床式のお茶の間、こちらでは、パディシャー・タフトゥ(Padişah tahtı)と呼ばれています。〝オスマン朝の皇帝の玉座〟という意味。←ひゃぁ、何だか凄い命名~。
夏の暑さから少しでも快適に過ごせるようにとの工夫ですねぇ。

f0058691_19584998.jpgこちらは、その高床式のお茶の間のアップ。

床にはキリムが敷かれていて、背もたれクッションもあり、真ん中には「ちゃぶ台」。トルコの田舎家を彷彿とさせてくれます。
ここで、家族と、また友人達と、ま~ったりとチャイ(トルコの紅茶)でも飲みながら、時は静かに流れてゆきます。

いつかお庭付きの家に住むことが出来たなら、このパディシャー・タフトゥをお庭に設えるのが夢なのです!お気に入りのキリムを敷いて、好きな本でも読みながら美味しいチャイを飲む~~~。うわぁ、考えただけでうっとり。



f0058691_19594949.jpgこのお茶の間で飲むチャイは、サモワールで出てきます。サモワールのトルコ語は、〝セマヴェル(semaver)〟。

真ん中のふっくら太い部分に熱湯が入っていて、その中心の筒状のところには炭火が入れられています。これで、お湯がいつまでも熱いわけです。
一番上のやかんには、お茶が。このお茶をチャイバルダックというトルコ独特のガラスのコップに注ぎ、続いて、下方に付いている蛇口からお湯を足して、好みの濃さに調節します。

自然の中で飲むチャイの美味しいこと~!



ここガーズィ・キョスクのチャイ・バフチェシは、春から秋の気候の良い季節のみのオープンで、冬の間は横にある建物の中でお茶ができるようになります。
ここは真夏でも比較的涼しくって、日が暮れる頃には、ぞろぞろと人々がやって来ては、夜風に吹かれながらお喋りとお茶、また水タバコ(ナルギレ=nargile)を楽しんでいます。
最近はエアコンも普及してきて、猛暑のディヤルバクルでも過ごしやすくなってきているとはいえ、やっぱり夜風の中でのひとときって、なにものにも替え難い気持ち良さってあるんですよねぇ~。
お庭の片隅には、子供用の乗り物や小さいながらも児童公園もあって、私たち子供連れにも嬉しいんです。

お庭で放し飼いにされている、七面鳥。f0058691_2003520.jpgf0058691_2005487.jpg


こちらは、このチャイ・バフチェシから見たティグリス川方面。
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ガーズィ・キョスク近郊から眺めた、ディヤルバクルの城壁。
私、この景色がとっても好きなんですよね。初めてここから城壁を眺めた時は、あまりのかっこ良さに興奮してしまいましたぁ。
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こちら、今月に入ったあたりから、かなり冷え込んできています。
おまけに晩秋の冷たい北風、たまに降る雨。ディヤルバクルは、足早に冬の様子を見せ始めています。
ので、〝ポカポカ陽気にまったりと過ごす昼下がり〟・・・はもう無理ですねぇ。
でも冬は冬で、また別の楽しみのあるガーズィ・キョスクですので、その様子もいつか紹介してみようと思っています。


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by yokocan21 | 2007-11-08 20:05 | 普段生活  

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