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ガーズィ・キョスクでお誕生日

ボドルム紀行の連載(?)中ですけれど、今日はちょっとお休み致しましてディヤルバクルのお話。

今年のディヤルバクルは、比較的過ごしやすい夏なのです、実は。まぁ、過ごしやすいと言っても40℃はあるんですけれど。
昨年の7月から8月にかけては、地元の人たちが人生最高の暑さ!と言っていた程の猛暑・激暑だったようで(→私、昨年のその時期は日本に里帰りしていまあして、ここにはおりませんでした)、皆、口を揃えて「死にそうだったぁ~!」と言っていました。時には50℃にもなる暑さだったそうで、そりゃぁ死ぬわ!です。
それに比べると、今年は暑くってもせいぜい42~43℃。ここ1週間ほどは37~38℃と、かなり楽になってきました。最近は、夜、窓を開けていると寒いくらいにまで涼しくなってきています。

まぁ、そんなことは言ってみても暑いことには変わりなく。
で、ディヤルバクルでは、少しでも涼しい所へと皆逃げるんですよね。その一つが、今日紹介する所です。

町のちょっとだけ郊外(車で10分ほど)にあるのにもかかわらず、何故かそこだけは涼しい風が吹いているんです。
たぶん、ここの下の方を流れているティグリス川から風が吹き上がってくるんだと思うんですけれど、本当のところはよくわからないです。

ガーズィ・キョスク(Gazi Köşkü)という場所です。小高い山の中腹に、こういう建物が建っています。
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15世紀、アクコユンル(白羊朝)時代に建てられた、元の名はセムアンオール・キョスク(Sem'anoğlu Köşkü)というスルタンの別荘だったものです。
第一次世界大戦時は、時の将軍、ムスタファ・ケマル・アタテュルクがここを司令部として使っていました。
1935年には、市が買い上げ、改修し、「アタテュルクの家」としてちょっとした博物館になっています。アタテュルクが使っていた物を展示してあります。
(ちなみにアタテュルクとは、トルコの英雄であり、トルコ共和国初代大統領です)

この白黒の縞々がアクコユンル朝らしさを現していますよね。

この建物の少し下にはレストランやカフェがあり、日が暮れると人々がぞろぞろと集まってきます。
カフェの方はまた今度、ということで(とっても個性的なカフェです)、今日はレストランの方を紹介。

さる21日、なぁんと私の○○回目の誕生日がありまして、家族でそこへお食事に行って来たんです。
広いお庭のあるレストランで、夏場はもちろんお外で食事が出来ます。
こんな感じです。夜なので、いまいち雰囲気がわからないところが辛い...。
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庭の真ん中には池があり、アヒルちゃん達が気持ちよさそうに泳いでいます。
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そこで、私が食べたものはこちら。チキンのマッシュルームソースがけ
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鶏胸肉でチーズをくるりと包み込んでフライにしたものに、マッシュルームのクリームソースがかかっています。ちょっと、ロシア料理の「キエフスキー」っぽいでしょうか。
これ、オーダーした時、ダンナが「おぉっと、チャレンジャーやん!」と言っていましたっけ。
ディヤルバクルでこいいう洋食系のお料理を出すところって殆どないですから、今回は敢えてチャレンジ。だめもとで頼んでみました。

おほほほ、それが予想を反して(!)美味しかったのです~!
ちょっと揚げすぎ感はありますけれどね、クリームソースもよくマッチしていて、この町にありがちな濃い味付けでもなく、これはリピートしてみたい気分でした。

こちらは、ダンナのキョスク・ケバブ。このお店のオリジナルです。
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大きな挽肉のケバブに、ピスタッチオのパウダーがかかっています。トルコ版ピッツァ、ピデ付き。
これも、意外とあっさりとして食べやすかったです。

ガーズィ・キョスクでお誕生日_f0058691_751362.jpgで、食後にはイルミック・ヘルヴァス(İrmik helvası)と、もちろんチャイですね。

イルミック・ヘルヴァスとは、セモリナ粉をバターで炒めて砂糖を加えた、トルコではお馴染のデザートです。シナモンパウダーを振りかけて食べるととっても美味しいんです。
ディヤルバクルのレストランでは、デザートにこのイルミック・ヘルヴァスを出すお店がとっても多いのですけれど、特にこの町の名物というわけではないんですよね。

※ところで、ヘルヴァに関しての定義、というものがいまいちよくわからないですので、こちらを参照してみて下さい。


その日はチャレンジャー精神が功を奏し、自然の中で涼しく・美味しく夕食をいただけて、気分爽快でした!
で、家に帰ってからは、ダンナが仕事帰りに買ってきてくれたラズベリーのケーキをいただいて...。(まだ食べるかぁ) 楽しいお誕生日は過ぎていったのでした。

最後に、本邦初公開、子供からの誕生日プレゼント!
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「ぼく、プレゼント買うお金がないから、これ描いた」と言って朝一番に持ってきてくれたものです。(うるうる)
〝家族3人でお誕生日を祝っている〟の図だそうです。ケーキも描いてあるんですけれど、小さすぎてわからないですね。
なんだかこの絵だと、私、お姫さまみたいになっております...。


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by yokocan21 | 2007-08-26 08:09 | 普段生活  

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