ケバブとカトメル

久しぶりにケバブ登場。といっても、食べに行ったのは、もう2週間以上も前です。
ガズィアンテップ(Gaziantep)のケバブと郷土料理を出すレストランです。うちからも割と近い場所ということもあって、お気に入りのケバブ屋さん、〝Çanak(チャナック)〟。

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ガズィアンテップの郷土料理といえば、これ。干しナスのドルマ(Kuru Patlıcan Dolması)
挽き肉の入った、酸っぱ味のあるピリ辛ドルマです。自分でもよく作りますけれど、やっぱりプロの作るものは、一味違う~。ここのは、特に美味しいんです。適度な酸っぱさと程よい辛さ。干しナスと中のお米の柔らかさも絶妙。


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もう一品、前菜。マッシュルームのサラダ (Mantar Salatası)
普通のレストランだと、単にオリーブ油&レモン汁&塩の味付けですけれど、ここはガズィアンテップ料理、ピリッと辛味が効いています。これ、あっさり食べやすいし簡単なので、自分でもたまに作ります。


f0058691_17181897.jpgそして、メインが来るまでに、ちょっと腹ごなし。ラフマージュン(Lahmacun)
薄~いピザ生地のような皮にスパイシーな挽き肉や微塵切り玉ねぎ、トマトソースなどを乗せて、石釜で焼いたもの。

後ろに見えているのは、『アイラン(Ayran)』。塩味のヨーグルトドリンク。

どちらも、もうこのブログで何度も登場している、私の定番中の定番。


このラフマージュン、南東部地方の名物料理で、以前住んでいたディヤルバクルでも専門店があったほど。石釜で焼いた生地がパリパリ、そしてもっちもっちしていて、とっても美味しかったのです。
ここイスタンブルでも、ケバブ屋さんでは定番だし、専門店もあちこちにあるんですけれど、「これ」というものにはなかなか出会えません。
電気の釜(オーブン)で焼いたものだと、あの独特のパリパリ感がないし。また、挽き肉やトマト・玉ねぎなどの具も、絶妙な配合というものが、なかなかに難しいものなんでしょうか。

でも、このお店のは、とっても美味しい!これだけ食べに来たいくらい。

で、ラフマージュンって、どういう意味なんだろう.....と以前から思っていたのが、最近判明しましたので、忘れない内に書いておきます。(ちょっと調べればすぐにわかりました)
アラブ語で、〝lahm(お肉)〟ü(と)〝macin(こねた生地)〟という言葉から来ているのだそうな。
ほぉ、なるほど。なので、アラブに近い(というか隣)の南東部のお料理なんですね! ということで、アラブの国々(シリアやイラクなど)にも同じようなものがあるんだそうで、そして、何故かアラブとは遠いはずの、アルメニアやグルジアにも、同様のものがあるということです。
色々と繋がっているんですよね。

ちなみに、以前載せたものの中から、
ウルファのラフマージュン
ガズィアンテップのラフマージュン
ディヤルバクルのラフマージュン

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そして、メインはこちら。
このレストランのオリジナル・ケバブなんだそうで、チャナック・ケバブ(Çanak kebap)
ピスタチオやパセリなどの入った挽き肉のケバブと溶けるタイプのチーズを、ラワシュ(Lavaş)という薄い生地で包み、焼いてあります。
かなりなボリューム。この後に、ドカーンというデザートが控えていましたので、これはダンナと半分こしました。
真ん中にあるのは、水切りしたヨーグルト&ピスタチオのパウダー。
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UPで。
ちなみに、生地に、ゴマと一緒に振りかけてある黒い粒々。これ、黒ゴマではないです。
チョレッキ・オトゥ(Çorek Otu)〟というもの。英語では〝Nigella Sativa Seeds〟だそうで、ちょっと苦味のある、でも爽やかな香りのする種です。
トルコでは、ピデ(Pide)という薄いパンや、ポーアチャ(Poğaça)という白チーズなどに入った塩味パン、塩味のクッキーなどによく使われます。

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そーして、ドカーンなデザートはこれ。ガズィアンテップ名物、カトメル(Katmer)
写真は、ウエイターさんが4分の一に切ってくれたものです。一つが、直径25cmもあろうかという巨大なもの。
向こう側が透けて見えるほどに薄~い生地を何層にも重ねて、ピスタチオのパウダーと砂糖とカイマク(Kaymak)という濃厚クリームを挟んで、焼いたもの。表面がテカテカしているのは、多分ハチミツだと思います。

ピスタチオが惜しげもなく使われていて、とってもリッチなデザートです。その分お味は、すっごーく濃厚。この生地がまた、パリッパリで美味しいんですよねぇ。カロリー気にせず、わしわしいっちゃいました~。

以前、ガズィアンテップで食べてハマってしまったものの、「これ」というものに出会えなかったのが、このお店で出会ってしまったという代物です。
そうそう簡単には出会えないデザートで、カドゥキョイにある有名ケバブ屋にもあるんですけれど、あそこのは、全く納得のいくものじゃぁなく。あの本場で食べたものを探し続けていた時に見つけたのが、このレストランだったというわけなのです。
このレストラン、店名にも「Kebap & katmer」と謳っているくらいですから、むっちゃ自信のあるものなんでしょう。
いやぁ、「はったり」ではなかったということ。

週末の昼下がり、美味しいものをタラフク食べて、ほぉんと幸せでした♪


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これは、そのレストランの前で売っていたスイカ。 夏の間、このようにトラックの荷台で産地直送風にスイカやメロンを売っているのを、よく見かけます。
ひょ~っ、もうスイカですかぁ。イランからのものなんだそうです。


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by yokocan21 | 2010-04-19 17:24 | トルコ料理  

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