懐かしや、ディヤルバクルの味

前回書きました、ファーティフ(Fatih)という地区。
モスクの見学のためだけに訪ねた、っというわけではないんですねぇ。他にもちゃんと目的があったのですよね。その目的とは・・・・・。(お題に書いてますよね)
そう、〝懐かしいディヤルバクル料理を味わいに~♪〟。

いつだったか、TVのグルメ食べ歩き番組で紹介されていた、とあるレストラン。一緒に見ていたダンナと「むむむっ!」と、思わずメモを取りました。それから数ヶ月、今回晴れてそのお店に行くことができました~。
旧市街には、地方から出てきた人達がその地方ごとのコミュニティーを作っている地区がたくさんあるんです。ファーティフのとある一角には、南東部地方出身の方たちが開いたレストランがたくさんあるということは、どこかで聞いたことがありました。ですので、番組でそのレストランが紹介されたのも、ほぉ~納得。

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こぉんな素敵なプラタナス並木の道の左右に、南東部地方独特のケバブ屋さんがズラリと並んでいます。

今回訪ねたお店は、オーナーがディヤルバクル出身で、従業員さんもディヤルバクルやその周辺の町出身という、何とも懐かしさ溢れるお店。そして、皆の話されるディヤルバクル・アクセントのトルコ語がまた、懐かしかった~。しかも、皆さん、濃い雰囲気。いいね・いいねぇ~。
ここは、ディヤルバクルのお料理を中心に、南東部らしい濃いお料理を食べられます。

f0058691_410798.jpgまずは、お店の入り口に吊るされていたこれ。

ビュルヤン(Büryan)〟。
子羊を縦釜で丸焼きにしたものです。

以前食べたビュルヤンが忘れられず、やっとここで再会です!

これ、ディヤルバクルのすぐ近くのシイルト(Şiirt)の郷土料理で、↓このように、ピデ(Pide)の上に乗っけて出されます。

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地中深く掘った釜でじっくりと焼かれているので、余分な脂は落ち、お肉の美味しい部分だけを味わうことが出来ます。
これがねぇ、羊独特の臭みが全くなくって、柔らかくって、とぉっても美味しいんです!

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こちらは、前菜の、〝ピーマンの挽き肉入りドルマ(Biber Dolması)〟と茹でバージョンの〝イチリ・キョフテ(İçli Köfte)〟(※注1)。
ドルマは、ディヤルバクルらしく勿論ピリ辛&酸っぱ味。この辛味と酸っぱ味のコンビネーションが何ともいえず美味しい~。
このイチリ・キョフテ、スタッフィングは挽き肉で作るのが一般的なんですけれど、ここのは細切れ肉でした。
あぁ、もぅ、懐かしいなぁ。ディヤルバクルのレストランを思い出すなぁ。(この時点で既に思いっきり浸っています)

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で、飲み物はといいますと、これもディヤルバクルらしくブクブク泡の立った〝アイラン(Ayran)〟(※注2)。塩味のヨーグルトドリンクです。
勿論、銅製の容器に入って、それに大きく丸いスプーンですくって飲むのが南東部式。

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もう一つのお肉料理はこれ。〝サチ・タヴァ(Saç Tava)〟。
サチ(Saç)という真ん丸い鉄板(浅い中華鍋って感じ?)で、羊肉やトマト、唐辛子などを炒めた南東部のお料理です。
真ん中の窪みに脂がたまっていたので、お肉を端に寄せたら、こんなにショボイ姿に.....。
ここのは、全くピリピリしてなくて、子供も喜んで食べていました。実際、ディヤルバクルで食べていたものは相当に辛くって、ヒィヒィ言いながら食べていましたけれど、うーむイスタンブルだし、辛さは控えめなんでしょうか。
手前に写っているのは、中が空洞になったタイプのパン。このパンにお肉を挟んで食べます。

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で、デザートはこちら。〝スル・タトゥルス(Sur Tatlısı)〟といって、このお店の名前が付けられた、オリジナルなお菓子なんだそうです。
外側の黄色いのは、イルミック(İrmık)というセモリナ粉を、バターと砂糖で炒めて作ったイルミックヘルヴァス(İrmik helvası)というお菓子。そのお菓子でバニラアイスを包んであります。黄色いのは、サフランでしょう。
周りのテーブルを見ても、殆ど皆さんが食べてらっしゃったという訳がわかりました。すっごーく美味しかったです!
イルミックヘルヴァスのコッテリ・モッチリ感と、伸び~るアイスの絶妙なコンビ。結構お腹がいっぱいだったのに、ガンガン食べちゃいましたよ。

初夏を思わせるキラキラ陽光の下、懐かしいディヤルバクルのお料理に舌鼓♪
何とも幸せな昼下がりでした!
このレストラン、ケバブも色々と揃っているようですので、次回はケバブの盛り合わせを食べてみたいなぁ。

ちなみにお店は、ファーティフの南端・ヴァレンス水道橋(ボズドーアン・ケメリ)の近くにあり、観光客も行きやすい立地ですので、住所など載せておきますね。

SUR OCAKBAŞI (スル・オジャクバシュ)
İtfaiye Cad. No:27/1 Fatih İstanbul
0212-533-8088


※注1 イチリ・キョフテ・・・スパイシーな挽き肉と砕いたクルミをブルグル(ひき割り小麦)で包んで茹でたもの。
※注2 アイラン・・・南東部地方では、このような銅製の容器に入って出てきます。参考に、ガズィアンテップのものと、ディヤルバクルのもの を。


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by yokocan21 | 2009-05-17 04:19 | トルコ料理  

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