レバーと憧れの野草

食べ物が続きます。

先日、家族で行ってきた巨大ショッピングモール。トルコで最大規模のアウトレットなんだとか。こちら です。
うちから車で1時間も飛ばして、まだかまだかと、やぁっとたどり着きました。そこは、郊外の郊外の、そのまた郊外という場所。とにかく敷地がデッカイんで、お店を見て回るだけでもヘロヘロになってしまう程で、かなり疲れました。
建物が何棟かに分かれていて、それぞれの建物の間は通路も広くオープンエアですので、週末の大勢のお客で賑わってはいるものの、圧迫感は全くなし。かなりゆったりとした空間でした。でも、その日はお天気は良かったのですけれど、風がかなり冷たく、オープンエアはちょっとこたえましたねぇ。

で、ダンナはお目当てのブツが見つかり嬉しさいっぱいだったんですけれど、私はというと、気に入ったものが見つからず、何だかただ疲れに行ったって感じ。子供は、お目当てのローラースケートは見つからなかったけれど、とりあえず好きな絵本を買ってもらったんで、ニコニコ。

朝食後すぐに出発し、あちこちのお店をブラブラ見ていると、あっという間にお昼。フードコーナーは、どこのショッピングモールにでもありがちなものばかり。
ま、そんな中から、私達が選んだのは、エディルネ(Edirne)(←※注)のお料理を出すお店。

f0058691_9113654.jpgその理由は、これ。→

タヴァ・ジーエリ(Tava Ciğeri)

牛のレバーを香ばしく揚げたもので、エディルネの名物料理です。

薄くスライスされた玉ねぎと一緒に食べると、とぉっても美味しいのです!

レバーの向こう側に見えるのは、唐辛子を素揚げしたもの。
これも、レバーと一緒にいただきます。

レバーって、時々ムショーに食べたくなるんですよね。
女ですしね、体が鉄分を欲しているんでしょうか。


奥に見えるのは、タイトルにもあります「憧れの野草」!
その名は、〝シェヴケティボスタン(Şevketibostan)〟。
聞きなれない名前ですけれど、何とこの野草(ハーブとでも言うんでしょうか)、エーゲ海地方ではとっても人気のもので、皆さん口を揃えて「美味しい~」とおっしゃるんです。
ひゃぁ~、そんなに美味しいものなら、是非是非食べて見たいと思うのは、私だけではないですよね。
苦節○年(そんな大袈裟な!)、やっと巡り合えましたよ~!
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このレストラン、セルフサービスになっていまして、ズラリと並んだお料理の中から好きなものを選ぶシステムです。
野菜の煮込みコーナーには、色んな葉っぱ系の煮込みがありまして、ぱっと見ただけでは、何の葉っぱなのか私にはわかりませんので、お店の方に一つ一つ説明してもらったんです。3つ目位に指差されたものが、「シェヴケティボスタン」。その途端に、私の目はハート♥♥♥
すかさず、「おじさん、これ~~~!」、となったわけです。

で、シェヴケティボスタンのお味。ほうれん草とはまた違った味で、何となくイラクサにも似ていて、でもイガイガした感じは全くなく、旨みのある、とっても食べやすい葉っぱです。野草ならではの苦味はもちろんあって、うーん、これは美味しい★
遂に食べれた~っという感動と、この美味しさに、午前中の疲れは吹っ飛びましたよ。

f0058691_9132873.jpgちなみに、どんな植物かといいますと、こんなの。
(画像は、wikipediaより拝借)
英語では、「Cnicus benedictus」というそうです。
日本名は、わかりません。

トルコでは、エーゲ海から地中海沿岸でよく採れるらしく、このようにオリーブ油で煮たり、またお肉(羊肉)と一緒に煮たりもするらしいです。

消化を助けたり、胃腸によく効き、食欲の増進にもいいそうです。
また、ハーブティーとしても飲まれたり。
そのハーブティーは、怪我の傷口の消毒にも使われたりするそうで、まぁ色んな効能があるんですね。

えー、このシェヴケティボスタン、イスタンブルでも手に入るそうですので、青空市場を覗きにでも行ってみましょう~。うちの近所には青空市場がないですので、ちょっと不便なんですけれどね。

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そして、〆は、これ。近所のお菓子屋さんで買ってきたもの。
カザンディビ(Kazandibi)〟というミルクで作ったデザート。でも、何でだか表面が焦げてますよねぇ。へへへ、その訳は・・・・・。

「カザンディビ」とは、トルコ語で「大鍋の底」という意味。このデザート、鍋の底でわざと焦げさせているんですよ~。
元は、牛乳に砂糖、スターチ、そして鶏の胸肉を茹でて裂いたもの(!)などを混ぜて作るプリンのようなもの。←これを、タヴック・ギョース(Tavuk göğsü)といって、直訳して「鶏の胸肉」。そのタヴック・ギョースを鍋に入れて、底を焼いてクルリと巻いたものが、カザンディビ。

これ、私の大好物!シナモンを振って。焦げ目が香ばしくって美味しいの~っ♪

とまぁ、結局、美味しいものを食べていれば幸せな私。



※注 エディルネ・・・・・ブルガリアやギリシャ国境に程近い街。オスマン帝国の首都がイスタンブルに移る前は、この街が首都でした。ビザンティン帝国時代は、アドリアノープルと呼ばれていました。
実は、私達夫婦が出会った街でもあるんですねぇ。ふふふ。


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by yokocan21 | 2009-04-15 09:19 | トルコ料理  

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